[533] ★★ウミガメのスープ★★533杯目 ガラス入り饅頭味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

[533] 533杯目 ガラス入り饅頭味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
46 名前:どんぐり署 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 16:07:02 ID:ufN4lbSZ0
【問題】
体格のいい、いかにも現場あがりといった屈強な男があなたを出迎える。
この男があなたの部下の、通称カメだ。
「茗蕪し刑事、せんせ刑事、呼び出して恐縮ッス。
殺人事件です。
27歳の女性とその息子8歳が自宅で死亡していたッス。

昨日の夕方、女性が懇意にしていた教会の神父が、彼女の家に入っていくのを
ヘルパーが見てるッス。
今日ヘルパーが家に行くと、二人が血溜まりの中で死んでいたッス。
女性の首には、刃渡り30cmの包丁が刺さったままでした。
神父がなんらかの事情を知ってると思われるんスが、昼から所在がつかめないッス・・・。

わからない点もいろいろあるッスが・・・これから関係者に聞き込みしていく段階ッス!

あれ? ちょっと待ってください・・・外線ッス。
・・・いいニュースです。
神父の身柄を確保したそうッス!

この事件、お願いしていいッスか!? 自分も最大限協力するッス!」

48 名前:どんぐり茶 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 16:08:02 ID:ufN4lbSZ0
変形亀夫問題です。
カメはあなたの質問に亀夫形式で答えます。

それから、ここがいつもの亀夫と違うところですが、
『他の関係者を呼んで』亀夫形式に尋ねる事もできます。
聞き込みをしたいから、「誰それにこういう事を聞いて来い!」とカメに命令して下さい。

なお神父は大変かたくなになっていますので、彼が喋る事はありません。
ただし、その表情からYes/Noを読み取ることはできます。
(つまり、神父だけは、通常のYes/No形式の質問のみ答えます)


最終的に、神父に、「彼女の家で何を見たのか」問いただせば、事件は解決するでしょう。


117 名前:どんぐり署 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 20:15:51 ID:HtXl/dXP0
【正解】
「神父は、寝たきりの彼女の息子が、パソコンのキーボードで
神父の母国語で呪いの言葉を綴るのを目撃した」


【解説1/3】
神父
「その女性の人生は苦難の連続でした。
早くに夫を失い、女手ひとつで育てた息子は小学生の時に車に撥ねられ、脳に障害を負っていました。
喋ることもできず、寝返りすらうてない幼子をかかえ、疲れ果てていた彼女は、一年前、私の教会を訪れました。
同情した私は、友人の医師を紹介し、決して諦める事のないよう言いました。
『あなたが諦めたら、息子さんの回復はそこで終わってしまう。
何があっても、親だけは子供を信じなくてはいけないのだ』と。

それからの彼女は、目に見えて明るくなったように思います。
教会にもよく通われる様になり、息子の成長を私に話してくれました。
今日は目が動いた。今日は指が動いた。
息子となんとか意思疎通ができないか、試行錯誤しているんだ、と笑っていました。
私も自分の事のように喜びました。

ある日、彼女が私を家に招待する、と言いました。
息子の成長を私にも見て欲しいとのこと。
もちろん快く承諾しました。

118 名前:どんぐり署 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 20:16:28 ID:HtXl/dXP0
【解説2/3】
家に招待された私は、ベッドで寝たきりの男の子と対面しました。
「はじめまして。神父のベンだよ」
「・・・・・・」
彼女は困ったように笑いました。
「神父様。息子は喋れません。でも、指は動かせるんです。これを・・・」
彼女はキーボートを息子の手にあてがいました。
「これを使って、今、なんとか会話できないか、練習しているんです」

息子の手が、なめらかにキーボードの上で踊りました。
でも彼は画面を全くみていませんでした。
パソコンの画面上に、一見、無意味なアルファベットの羅列が並びました。

「まだ言葉になっていません。でも、これは進歩ですよね、神父様?」
彼女は嬉しそうに微笑みました。

私は強張った顔で言いました。
「息子さんは、ドイツ語を勉強したことがありますか?」
「まさか・・・息子は小学生ですよ。・・・なにか?」
私は青ざめました。
「これは私の母国語、ドイツ語です。
・・・内容は、ああ、言うのも汚らわしい。これは・・・なんて事だ!」

彼女は身じろぎひとつしませんでした。事の重大さに気付いたようでした。

119 名前:どんぐり署 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 20:17:15 ID:HtXl/dXP0
【解説3/3】
「悪魔祓いの必要があります」
私は一言そう言うと、口をきっと結び家を飛び出しました。
いたたれませんでした。

次の日、二人が死んだと、隣人の信者から聞かされました。
彼女が息子を殺し自らの命も絶ったのだと、私は察し呆然としました。

私は悟りました。
なぜ、彼はドイツ語を筆記したのか。なぜ、『ドイツ語』だったのか。
目的は私だったのです。
彼女とその息子を死に到らしめたのは、私を苦しめる事が目的だったのです。
奴らの目論見は成功しました。
私は信仰を失い、全てが嫌になり逃げ出したのです」

120 名前:どんぐり署 ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 20:17:47 ID:HtXl/dXP0
カメ
「お疲れ様ッス!
神父の言う、悪魔うんぬんってのは、にわかには信じられないスが・・。
でもいずれにせよ、状況証拠から親子の無理心中とみて間違いないッス!

神父は釈放しておくッス。
しかし、やっこさん、これからどうするつもりスかね。
この世の終わりのような面ッスよ・・・

ともかく事件は解決ッス!
今日はありがとうございました。報告書は自分が作っておくッス。
ゆっくり休んで下さい!」

121 名前:どんぐり署(エピローグ) ◆DCEejEYaj2 投稿日:2006/01/28(土) 20:18:54 ID:HtXl/dXP0
・・・・・・・どんっ。
カメ
「今、なにか聞こえなかったッスか?」

警察署の前が急に騒がしくなった。
あなたが見に行くと、神父が地べたに血反吐を吐いて倒れていた。
「救急車! 救急車ッス・・・」
カメが血相を変えて叫ぶ。
だが、あなたは、神父が既に事切れているのに気付いた。
近くにダンプが止まっており、運転手らしき中年の男性が取り乱している。
「こいつが急に飛び出してきたんだ。急にだ。避けようがなかったんだぁ・・・!」
あたりは喧騒の渦に呑まれた。

どこかで、獣の笑い声がした。





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133 名前:べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日:2006/01/28(土) 22:25:10 ID:gUR8tgKZ0
【問題】「電線を見て入信した男」
男はある疑念を胸に抱いていた。
あるとき、男は初めて電線を見て衝撃を覚え、その足で教会に赴き、
周囲を憚りつつも、洗礼を受けたいと熱心に申し出た。

なぜ、彼はそんな行動を取ったのでしょうか?

216 名前:べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日:2006/01/28(土) 23:22:29 ID:3eZohLSj0
【解説】
時は明治初期、文明開化の時代。
男は、妻が浮気しているのではないかと疑っており、
どうにかしてその証拠を押さえてやりたいと考えていた。
その頃、東京−横浜間で電信事業が始まった。
初めて電線を見、その役割を知った男は
「針金で話が伝わるなんて、キリシタンの魔法に違いない」と考えた。

当時の日本は、一応開国してはいたものの、
明治6年(1873年)にキリシタン禁制の高札撤廃されるまで、
キリスト教は依然として御禁制の邪宗とされていた。
御禁制というタブー感と、殉教者にまつわる奇跡の噂の相乗効果か、
大衆は「キリシタンは妖術を使う魔法使い」と思って恐れていた。

男は西洋伝来の電信の不思議を目の当たりにして、
「自分もキリシタンになれば、あんな魔法が使えるようになるに違いない。
そうすれば妻の浮気もすべてお見通し……そんな能力が身に付くはず」と思い、
教会で洗礼を受けてキリスト教徒になりたいと申し出たのだった。
もちろんまだ御禁制だから、周囲の目を憚りつつ、しかし熱意を持って…。

電信創業にまつわる有名なエピソードと、
文明開化の頃の一般大衆のキリシタン観をつなげて問題にしてみました。
「日本人は、キリスト教徒になれば妻の浮気がわかるようになると思っているらしい」と
明治期の外国人宣教師が嘆いたというエピソードも何かで読んだ記憶があるのですが、
うろ覚えで、出典は確認できませんでした。


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233 名前:ライト桧山 ◆kL4CiY67Vw 投稿日:2006/01/28(土) 23:37:33 ID:DQnjaP9i0
タイトル8:「神に見放された男」
[問題]
今日は元旦。
俺は願掛けをするために近所の神社に初詣に行った。
しかし神社に来て、その願いは叶わないだろうと悟った。

296 名前:ライト桧山 ◆kL4CiY67Vw 投稿日:2006/01/28(土) 23:58:00 ID:DQnjaP9i0
[解説]
俺は近所にある神社に来ている。元旦にここへ初詣に来ることは、毎年の恒例行事だ。

「今年こそ、一軍に定着できますように……」

願うことも毎年同じ。
俺はプロ野球の投手なのだ。でも、一軍に定着したことがない。今年はプロ入り六年目。下手したら最後のチャンスかもしれない。
俺の背番号は15。普通、二軍の選手が付ける番号ではない。一軍のエース級の投手の番号だ。
この背番号をもらったことでも分かるように、俺は首脳陣から期待されている。しかし、その期待を裏切り続けているのだ。
俺の投げるストレートは非常に速い。速いだけでなく威力もあるのだ。プロ野球界でも、5本の指に入るほどだと言われている。
これが、首脳陣から期待される理由だ。
そして、一軍に定着できない理由も分かっている。コントロールが悪いのだ。いくら威力のあるボールを投げても、
ストライクが入らなければ意味がない。

「今年こそ、絶対に一軍定着」

その思いから、俺の背番号15にちなんで、賽銭の金額を一万五千円と決めた。まず、五百円玉を取り出す。
それを一万円札で包んだ。これで、ちょうど一万五千円。

それを、賽銭箱めがけて投げた。

「…………」


どうやら、今年も駄目なようだ。


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325 名前:KahluaMilk ◆.63AUIEoBU 投稿日:2006/01/29(日) 00:38:01 ID:CJZCmjAE0
【問題】“Mirror...?”

私は目を覚まし、体を起こした。
すると向かいに人影のようなものが見えた。
私が手を振って声をかけるとその人影も同じように手を振りかえしてきた。
それを見てほっと一息ついた。

しかし次の瞬間私はあることに気づいて戦慄した。
それは、私と全く同じではないか!
以後、私がどんな体勢をとろうとも、向かいの人影は私と同じ姿、姿勢でありつづけた。
私がどんなに泣き叫び、それを止めるように言っても、当然聞き届けられることはなかった。

私の置かれた状況を推理してください。

434 名前:KahluaMilk ◆.63AUIEoBU 投稿日:2006/01/29(日) 01:34:48 ID:CJZCmjAE0
【解説】“Mirror...no doubt”

私は孤児として産まれた。
生きていくために双子の妹とともに数々の盗みを働いてきたが、ついには捕らえられてしまった。
数多くはたらいてきた盗みのうちのどれかが領主の逆鱗に触れたらしく、簡単には死なせてもらえなかった。
次の日から私たちは裸に剥かれ、地下につながれ、様々な責め苦を受けつづけた。

ある日、長い眠りから覚めると牢を移されていることに気づいた。
体を起こして周囲を見回してみると、向かいに人影のようなものが見えた。
どうやら妹のようだ、私たちは同じ部屋に繋がれることになったのだろうか。
力尽きてしまったのだろうかと不安に思い、手を振って名前を呼ぶと妹は目を覚まし手を振りかえしてくれた。
いずれ殺されてしまうのだろうけども、今妹が生きているという事が私を少しばかり安心させた。

しかし、その振られた右手を見て私はあることに気づいてしまった。
小指と薬指がないのだ!そして、昨日の拷問により私の右手からも小指と薬指が奪われていた。
私はこれから私たち二人を待ち受ける責めを想像し戦慄した。


予感は的中した。
次の日から私と妹は向かい合わせに、決して手の届くことのない距離に拘束されたまま痛めつけられることになった。
私が焼けた串で肉を刺されれば、妹も同じ場所を刺され、左眼を抉られれば、妹も左眼を、右足を砕かれれば、妹も同じように砕かれた。
相手が苦痛にのたうち回るさまを見せられ、許しを乞うて泣き叫ぶ声を聞かされながら、
私たちは同じように少しずつ命を削られていくのだった。

出して欲しかったキーワードは“姿”=“体の欠けた部分”でした。
ヒントが足りなかったかもしれません。


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454 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:2006/01/29(日) 02:17:01 ID:lSr6kAbp0
【問題】

その別れ際の約束は、今も色あせてはいない。

だから、男は約束を破り続けて。
女は約束を守り続ける。


状況を説明してください。

505 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:2006/01/29(日) 02:47:43 ID:lSr6kAbp0
【解説2分の1】

「あなたに出会えて、幸せだった」
不治の病に冒された女は、苦しい呼吸を隠すように呟いた。
「ただひとつの心残りといえば、あなたのこれからのこと。
 私がいなくなったあと、他の女と新たに結ばれるかもしれないと思うと、
 もう悔しくて……」

目の前の死の影におびえるよりも、ヤキモチに身を焦がす女の姿に、
つくづく愛されていたのだと男は思い知る。
「心配するな。お前以外の女を相手にしたりしない。約束するよ。
 もし俺が約束を破って、女を家に誘うようなことをしたら、
 遠慮無く化けて出てこいよ。びびって女も逃げ出すさ。」

「ふふ……ええ、約束ですよ」
安心したのだろう。
その日の夜、女は安らかに息を引き取った。


妻を亡くしたあと、男は一心不乱に働いた。
その甲斐あって、若くして出世もした。お金も貯まった。
しかし、心に空いた穴は埋まらない。
残された写真にいくら話しかけても、ただただ切なくて。


しかし、ある日、男は気付いた。
気付いてしまった。

「……あれ? ひょっとしたら、会えなくはないんじゃないか?」

506 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:2006/01/29(日) 02:48:42 ID:lSr6kAbp0
【解説2分の2】

「きゃーーーーーー!!! ほんとに出たぁーーーーーーーー!!!」
かくて今宵もうらめしや。

悲鳴を上げ、飛ぶように逃げ出した女の背中を見送って、
男は妻の幽霊の方に振り向いた。
「よ、今日は出るの早かったな」
「……前々から言おう言おうと思ってたんだけど。
 化けて出るのも体力いるんですからね!」

抗議を笑って流しながら、「今日会社で面白いことがあってね」と
嬉しそうに話し始める男を見て、ため息ひとつ。

全く、私と会うためとはいえ、女と見れば見境無いというのはどうなのか。
おまけに、「幽霊が見れる」という噂が立って、
物好きな女どもに逆にもてまくっているこの状況にも腹が立つ。

「まったく、おちおち成仏も出来ないじゃないの」

ああ、それでも。
死によって分かたれた後も、これほど想ってくれる男のことが、
愛しくないはずがないでしょう。

だから、あなたが約束を破り、女を誘い続ける限り、
私は約束を守って、化けて出続けましょう。


かくて今宵もうらめしや。


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542 名前:H ◆Li685FfWi6 投稿日:2006/01/29(日) 15:30:37 ID:Sopw76Cv0
【問題】
亀美
「最近、妹の鶴子がふさぎこんでるみたいなの……
あの子のクラスの担任の奥さんが最近亡くなったらしくて
そのお葬式にクラスの子全員で行ったあとから
ひどく落ち込んでて…
私が落ち込んでいる原因を聞こうとしても、答えてくれないの。
なんとか妹が落ち込んでる原因を知りたいんだけど、
協力してくれないかしら…?」

亀夫問題です。
亀美はあなたの質問に亀夫形式で答えます。
家族なので、ある程度突っ込んだ質問にも答えられると思います。
妹の鶴子に何かを聞くこともできますが、落ち込んでいるので
答えてくれないこともあります。
その場合は亀美がその時の様子や表情を伝えます。

611 名前:H ◆Li685FfWi6 投稿日:2006/01/29(日) 16:15:50 ID:Sopw76Cv0
【解説】
亀美
「鶴子が少しずつ話してくれたわ。
鶴子は、その担任の先生が好きだったみたい。
先生が結婚しているのは知っていたみたいで
逆に「ちょっとした不倫気分」を小学4年生なりに楽しんでたみたい。
テレビドラマの悪影響よね。
ある日、ちょっとした出来心で、昼間……つまり先生がいない時間に
先生の自宅に電話をしてみたみたいなの。公衆電話から。
当然、奥さんが出る、無言で電話を切る……。
こんな悪戯を、ちょこちょことしてたみたいなのね。
本当に不倫をしてる女の気分になりきってたみたい。

612 名前:H ◆Li685FfWi6 投稿日:2006/01/29(日) 16:17:16 ID:Sopw76Cv0
【解説2】
ところがこの担任の先生、実は本当に浮気をしていたみたいなの。
勿論、相手は鶴子じゃなくて、別の成人女性だったらしいんだけど。
先生の奥さん、そのことに気がついて、ノイローゼ気味だったみたい。
そこへ丁度、連続の無言電話……。
奥さん、神経の繊細な人だったらしくて、自殺、しちゃったんですって。
当然、お葬式の時にそんな話題を耳にした鶴子は
自分が自殺の引き金をひいてしまったみたいで
すごく気にして落ち込んでいたみたい。

実際、連続の無言電話は悪戯にしては悪質だと思うけど
本当に悪いのは、先生自身だと思わない?
鶴子が立ち直るまで、私は鶴子を元気付けてあげようと思うの」

613 名前:H ◆Li685FfWi6 投稿日:2006/01/29(日) 16:17:58 ID:Sopw76Cv0
鶴子の独り言
「……先生って、酷い人だったんだなあ……。
奥さんが死んじゃったのって、私のせいもあるよね。
……先生、浮気してた女の人と再婚するのかな。
そうしたらその時は……また、電話してみようかな……」


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635 名前:SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日:2006/01/29(日) 17:31:30 ID:hIK13VcB0
【問題】
彼女が部屋に来て一時間、女の注意が始まり止らない。
僕は戸惑った。
彼女にも僕にも非があるはずが無かったから。

696 名前:SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日:2006/01/29(日) 18:05:14 ID:hIK13VcB0
【解説】
彼女はインド人。
僕にママから受け継いだカレーを作ると言い出した。
玉葱を炒めて1時間ほど経った後、スパイスをたっぷり入れて炒め始めた。
香ばしいスパイスの匂いが沸き立ってくると・・・・
「ガスが漏れています。ガスが漏れています。ガスが・・・」
と女の機会音声。ガス漏れ警報機の誤作動が収まらない。
漏れていないって!
火があるはずないもの・・・(>>682thks!m( _ _ )m)

私の実体験でした。


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706 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2006/01/29(日) 19:55:35 ID:VXrm0m9W0
【問題】
「夕飯までには帰るから」
夫はそう言うと仕事である胸を告げ出掛けて行きました。
妻は夫の出てきた書斎方を見て微笑みます。

「これ開けてごらん」
夕方、夫は有名ブランドの紙袋を妻に差し出しました。
その中には以前から彼女がほしがっていた高級バッグが入っていました。
やがて夕食を食べ始める二人、夫の誇らしげな笑顔と対照的に
そのバッグの入っている紙袋を作り笑いで見つめていた彼女はやがてため息をつきうつむいたのです。

一体どういう状況でしょう?

769 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2006/01/29(日) 20:36:06 ID:VXrm0m9W0
【解説】1/3
問題文の二日ほど前、妻は駆け出しの小説家である夫の部屋で一通の手紙を見つけます。
「愛する妻へ、誕生日おめでとう」
そしてその書き出しを読んだときから妻は胸の高鳴りを覚えました。まだ二人が若かったころお金のない夫はなにかあるたびにプレゼント代わりのラブレターをくれました。
そのころら小説家を志していた夫の手紙はいつも妻を感動させその全てを彼女は保管していました。
しかし大学を卒業しサラリーマンになりお金が入ると夫は妻の望むものを何でも買ってくれるようになります。その代わりに夫がラブレターをくれることはなくなっていました。
そのことを寂しく思っていた彼女はその「手紙」を見つけたとき天にも昇るような気持ちになりました。
サラリーマンをやめて収入は減ったけれど夫のラブレターが久しぶりに読める、彼女は誕生日の日を心のそこから待ち焦がれ始めました。

770 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2006/01/29(日) 20:37:03 ID:VXrm0m9W0
2/3
誕生日当日。夫は書斎から出てくると出版社の人間と会うために出掛けて行きました。
妻はその夜の二人だけのディナーの雰囲気づくりのために腕によりをかけます。夫が料理に感動して手紙を出しやすくするために。

そして夕ご飯時、夫は帰ってきました。片手にはブランドのロゴの入った紙袋。
夫は誇らしげな顔をしてそれを妻に差し出すと「これ開けてみろよ」と言いました。
中にはそのブランドの定番物のバッグ、それは彼女が以前からあこがれていたものです。しかし、高級すぎて彼のサラリーマン時代ですら買うことをあきらめていたものでした。
「今度雑誌で新連載が決まって結構まとまった金が入ったんだ。お前、前からこれほしがっていただろう」
妻はバッグを取り出した紙袋の中を覗きます。そしてバッグの中も確認しましたが彼女のほしがっていたラブレターは影も形もありません。
うれしそうな顔をする夫を横目に妻はため息をつきました。

771 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2006/01/29(日) 20:38:14 ID:VXrm0m9W0
3/3
数日後、二人の昔からの友人から電話がありました。
彼は今度夫が連載を始める雑誌の編集者でもあります。
「ありがとうございます」
彼女が電話に出たとたん彼は言いました。
「いいえ、お礼を言うのはこちらのほうですわ」
「いえ、彼のおかげで我が家は大変助かりました」
彼は彼女が全てを知っているものと勘違いしていたのでしょう、彼と彼の妻がけんかをしていて離婚の危機にあったこと。
そんな状況を改善したいと彼が夫に「ラブレター」の代筆を依頼したことを話します。
そのおかげで二人の仲が上手くいったと言うことを告げるとこう付け加えました。
「そうだ、奥さんこの前誕生日だったんでしょ、代筆料で上手いモンでも食べにいきましたか?」
妻はそのときラブレターがどこへ行ったのか、そして夫の原稿料にしては高価すぎるプレゼントの招待を悟りました。
やがて編集者に感謝されながら受話器を置くと
「本当はこの前の誕生日に言うつもりだったけれど、プレゼントはやっぱり来月のパパの誕生日に延期ね」
と呟きおなかに手を当てたのでした。


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786 名前:松茸 ◆fwbYZlzl4E 投稿日:2006/01/29(日) 22:00:00 ID:xaIPZZtH0
【問題】
穴から出た僕を見る人々の目は異様なものだった。
ある者は驚き、ある者は戸惑い、ある者は絶望に満ちた表情を浮かべた。
後で仲間に聞くと、仲間たちは皆、笑顔で迎えられたという。
確かに仲間とちょっと違う気がするけど、これは僕のせいじゃないんだがなあ。

なぜ、『僕』への反応が他の者と異なったのか、お考えください。

814 名前:松茸 ◆fwbYZlzl4E 投稿日:2006/01/29(日) 22:18:48 ID:xaIPZZtH0
【解説】
ここはとある産婦人科、今まさに一つの生命が生まれようとしていた。
必死で頑張る女、安産を願う夫。
まさに女の体から離れ、助産婦の手に子供が渡ったとき、
立ちあった者は皆、言いし得ぬ驚きから息を呑んだ。

赤ん坊の皮膚の色が黒いのだ。夫婦はともに日本人だったはずだ。
何でもできちゃった結婚で、まだ2ヶ月の新婚さんだ。

なのにこんなことが起こる原因は、一つしかない。
そう、女は黒人と浮気をした末に妊娠し、当人も黒人の子とは知らず、
日本人の夫の子だと思い結婚したのだ。

一仕事終えた女は、これから来るであろう修羅場に絶望した。

そして、この夫婦はその後すぐに離婚することとなった。


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826 名前:SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日:2006/01/29(日) 23:44:51 ID:hIK13VcB0
【問題】
旧市街の廃墟
夢に見た少女は彼に泣きながら訴えた
彼は少女に手を差し伸べ、幽閉される
新しい獲物を探そうか・・・

状況を推理して解答を導いてください。

861 名前:SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日:2006/01/30(月) 00:06:06 ID:O0//TBp70
【解説】
旅が趣味だった彼は、ある国の古都に泊まって、奇妙な夢を見た。
顔にあざを持った少女が泣きながら「妹が部屋から出られない」
と古めかしい洋館を指差す。その先には更に幼い少女の泣きそうな
顔が、地下の天窓らしき小窓から半分だけ見える。そこで目覚めた。

次の日、旧市街の端まで散策していた彼は、古い建築様式の廃墟を
見つけて感動してカメラを構えた。
すると地上数センチの場所にあつらえた小窓から小さな顔が見えた。
夢で見た顔に似ている。もしやと思い彼が建物の後ろに廻ると、やはり
姉と見える少女が泣きながら「妹が出られない」と訴えてきた。
彼が頑丈な扉をこじ開けると、薄暗い部屋の奥に、少女より幼い子供が
蹲っていた。

顔をあげた子供は、顔に同じあざがあり、姉の少女そのものだった。
いつの間にか姉のほうは消えて、蹲っていた子供は立ち上がり、
「今度はおじさんの番だけど、助けてくれたお礼に、ここから出る方法を
教えるわ。死んで幽霊になって人を呼べばいいの。私のようにね」
と言って、閃光のように走り去り扉の光に消え、扉は閉ざされた。
開いたはずの扉は、錆付きびくともしなかった。
たまに通りかかる人に小窓から声をあげても誰も気づかない。

手段は一つしかないのだ。


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879 名前:街の灯の空に ◆HNLd8m8xHM 投稿日:2006/01/30(月) 00:46:35 ID:xzJqb/ZO0
【問題】「二人の過ち」
ある女性の熱狂的ファンだった二人の男
うち一人が、その女の事を詳しく知らなかったが為に呆然としていた時、
もう一人は女の事を詳しく知っていた為に、後悔の念を覚えつつ苦笑していた

どういう状況?

968 名前:街の灯の空に ◆HNLd8m8xHM 投稿日:2006/01/30(月) 01:39:56 ID:xzJqb/ZO0
【解説】
とある地方デパートで開催されていた戦隊物のショー
それを見に来た5歳児の海三(かいぞう)君と、その父亀ニ(かめじ)
彼ら二人はヒーロー5人の内、特にピンクが大好きで
いつも日曜の朝にテレビに向かっては「ピンクかわいいよピンク(;´Д`)ハァハァ」
等とのたまっている程でした

ショーが始まる直前に、海三君が「トイレに行きたい」と言い出しました
仕方ないので一番近くにあったトイレへ親子でGO
そこには先客がおりました
戦隊ピンクの衣装を身に纏った、西○隆盛とアケ○ノを足して2で割ったような顔をした男が・・・

西○+ボノ「・・・すいません、急に尿意を催してしまったんでごわす」
海三「(  ゚д゚)」
亀二「あの時『我慢しなさい』とでも引き止めておくべきだったな、・・・(ノ∀`)タハハ」

その後、海三君は応援するヒロインをピンクからイエローに鞍替えしましたとさ。めでたしめでたし


[533] 533杯目 ガラス入り饅頭味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
984 名前:小梅姫 ◆iHIMEUwAtA 投稿日:2006/01/30(月) 02:06:59 ID:XsN2Vwa30
【問題】
「いよっ、待ってました!」
舞台の上で役者は声をかけられ、激怒した。
なぜか?

995 名前:小梅姫 ◆iHIMEUwAtA 投稿日:2006/01/30(月) 02:12:16 ID:XsN2Vwa30
【解説】
今から退場するところだったから。


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