[507] ★★ウミガメのスープ★★507杯目 ツタンカーメン味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
13 名前:ブラックウィドウ ◆8go0Krgt8w 投稿日:2005/11/25(金) 23:05:53 ID:vhxbTZkg0
【問題】
王様が可愛がっているペットのサルを王様の目の前で床にたたきつけて殺す臣下。
臣下は冷や汗。王様口をあんぐり。
何が起きているのだろう?

43 名前:ブラックウィドウ ◆8go0Krgt8w 投稿日:2005/11/25(金) 23:21:45 ID:vhxbTZkg0
【解説】
臣下は王様の弟。普段は仲良さげに振舞っているが
こいつを殺して俺が王に、という気持ちがある。
あるとき弟は異国の珍しい菓子が手に入った
と王様のところに届けに行く。無論、毒入りである。
さあどうぞと勧めているところに王様の猿がやってきて
菓子を奪って食べてしまう。
慌てた弟は中毒症状が出て動きが鈍ったのを幸い、
猿に飛び掛って捕まえ、「よくも王のために苦労して手に入れたものを」
と激昂した振りをして床にたたきつけて殺してしまう。
後で王にはこっぴどく怒られるかもしれないが、
毒殺を計った事が知られるよりははるかにましだ。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
59 名前:大トトロ ◆DrBdDDucz. 投稿日:2005/11/26(土) 16:05:40 ID:cEiqkNxY0
【問題】

彼は彼女の鼻が高すぎると思い、実際に変えてしまった。

100 名前:大トトロ ◆DrBdDDucz. 投稿日:2005/11/26(土) 16:43:36 ID:cEiqkNxY0
【解説】

ナポレオンのエジプト遠征の際、当時首から上だけ現れていた
スフィンクスを見て自分の権力誇示のため大砲で撃ったそうです。
スフィンクスの鼻が欠けているのはそのためだと言うことです。

…という話を信じていたのですが、実際には後世に付け加えられた
エピソードらしく、ただの風化が原因のようです。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
112 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/26(土) 17:24:33 ID:+vV7jTky0
【問題】
夫が家に戻ると・・
家の中は物が散乱し、部屋の隅では妻が青白い顔で震えていた。
夫は妻の手をグッと握り、貴重品を纏めて背負うと外に出た。
そして・・・何を思ったのだろう!?自宅に放火したのだ!
家が火に包まれるのを見ると、夫は何処かへ走り去ってしまった・・
残された妻は、あらぬ方向を向いて呆然としている・・・
後日、夫妻は大勢の人々から涙を流して感謝された。

状況を明らかにし、夫のとった行動の意味を推理してください。

149 名前:カワセミ ◆38QD8TeA0k 投稿日:2005/11/26(土) 17:53:20 ID:+vV7jTky0
【解説】
安政元年(江戸時代)、この海辺の村は地震による津波に襲われてしまう。
しかし、1人の男の機転を利かせた行動によって多くの命が救われた。

地震が起こった直後、夫は高台にあった自宅を飛び出て海を凝視した。
宵闇に沈む夕日が微かに海を照らしている。
すると、どうだろう・・波が風とは反対に沖へ動いていき
今まで波が打ち寄せていた海岸に、見る見る砂原や岩が現れた・・・
「津波が来る!」
そう確信した夫は自宅に放火し、それを目印にして村人を高台へ誘導しようと考えたのだ。
(津波警報や闇夜を照らす街灯なんて無い時代だったので)
夫妻の家は灰になったが、村人の心には夫の私欲を捨てた行動が焼きついたとさ・・
めでたし、めでたし!

史実を元に改変しました。参照↓
ttp://www.bo-sai.co.jp/hamagutigoryou.htm

「稲むらの火」原作小泉八雲
ttp://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/inamura.html


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
161 名前:ぺんぎん ◆aZjgVdOsT2 投稿日:2005/11/26(土) 19:41:07 ID:qWP5TyS00
【問題】 「 凝視する男 」
彼は湧き上がる衝動を必死に抑え凝視している。
だがそれは既に意味の無い行為だったのである。

何故だろうか?

211 名前:ぺんぎん ◆aZjgVdOsT2 投稿日:2005/11/26(土) 20:48:00 ID:qWP5TyS00
【解説】 『もしも目の前に若い女の全裸の死体があったら?編』

男は目の前に女の全裸死体が横たわっているのに気が付いた。恐らく女子高生だろう。
それも、とても可愛い,彼のタイプの少女だった。真面目な性格で女性と付き合ったことも無い彼。
当然女の裸など見たことも無い。それも若い少女ということなのだから,彼には触れてみたい,撫でて
みたい,それ以上の事をしてみたい,等々の欲求が沸く。しかし,一度理性の箍が外れたら自分を止め
られそうにない。もしもそんな所を誰かに見られたら怪しまれるに決まっている。現場を荒らさず
迅速に警察に通報しなくてはならないのだ。彼は必死で欲求を抑え,せめて目に焼き付けておこうと
少女の裸を凝視していた。程なくして警察がやってきた。そして,彼は何故かそのまま連行されてしまった。

パトカーの中で彼は状況を整理していた。そう言えば,まだ自分は警察に通報していなかったはず。
ということは、誰かが見ていたのか。そして,なぜ自分は少女の死体に気が付いたのだろう。気が付くと
公園の奥の茂みにいた、そこで死体を発見した。何故そんな所にいた?確か昨晩は宴会で酒を飲みすぎた
のだ。途中から記憶が無い。…彼は悟った。酔った彼は女子高生を草むらに引きずり込んでレイプした後
殺してしまった,そしてそのままその場で寝てしまった,それを目撃していた誰かが警察に通報したのだ。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
220 名前:みかん ◆I4R7vnLM4w 投稿日:2005/11/26(土) 23:18:42 ID:yV5Ptp+E0
【問題】
毎年、決まった日に、人々は荒野のど真ん中を訪れる。
そこには、何かかつて赤かったと思われるものがあるだけなのだが・・・・。
人々は何をしているのだろうか。

256 名前:みかん ◆I4R7vnLM4w 投稿日:2005/11/26(土) 23:56:06 ID:yV5Ptp+E0
【解説】
西暦2XXX年X月X日、東京は亡び、一帯は廃墟と化し、時はすぎ荒野となった。
荒野の真ん中には、かつて「東京タワー」と呼ばれたものの先端部分が残されている。
かつての東京を懐かしむ人々は、それを「東京」の墓と見立て、「命日」にそこを訪れるのだった。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
271 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/27(日) 00:33:09 ID:3TMalI5W0
【問題】
「あそこの天井はどんなだった?」
で始まる喧嘩。
なぜそれで喧嘩になってしまうのだろう?

307 名前:ブラックウィドウ ◆8go0Krgt8w 投稿日:2005/11/27(日) 00:52:37 ID:3TMalI5W0
【解説】
ボクサー崩れの男が酒場で過去の大舞台での栄光を吹聴している。
皆話半分で聞いているが、我慢できなくなって一人が
「あそこの天井はどんなだった?」
と言い出す。どうせKOをくらって天井を眺めてたんだろ、というわけだ。
当然男は激怒する・・・。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
330 名前:大トトロ ◆DrBdDDucz. 投稿日:2005/11/27(日) 20:12:17 ID:vXSMHEta0
【問題】
「のび太ってママだったんだな。」
「それを言うならスネ夫だってジャイアンじゃないか。」
これってどういうこと?

342 名前:大トトロ ◆DrBdDDucz. 投稿日:2005/11/27(日) 20:24:13 ID:vXSMHEta0
【解説】
ひとりごとスレではじめて知ったのですが、ドラえもんは30年ほど前
日テレで放送されていたそうです。当時のフィルムがほとんど残っていない
いわくつきの作品だったようです。
その当時の声優を検索してみると、ドラえもんは富田耕生→野沢雅子でした。
そして、のび太のママが小原乃梨子(前ののび太の声)
ジャイアンの声が肝付兼太(前のスネ夫の声)だったそうです。
紛らわしいが面白いですね。

参考ページ(直接リンクですがご容赦を)
ttp://hanaballoon.com/ntvdora/data.html


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
352 名前:OTK ◆0gWtVv3kko 投稿日:2005/11/27(日) 20:55:34 ID:q9IIxpyF0
【問題】
彼女にとって、念願の初仕事が任された。
仕事は大成功。職場のみんなも拍手をして喜んでくれた。
それを聞いて友人である私も祝福した。と同時にちょっと嫌な気持ちになった。
彼女の仕事ってなあに?

403 名前:OTK ◆0gWtVv3kko 投稿日:2005/11/27(日) 22:33:04 ID:Len7BMIG0
【解説】
彼女は、報道番組で使用する事故や事件の再現CG映像を制作する
仕事に就いています。
初仕事は飛行機事故の再現CG制作でした。
凄く嬉しそうに「夕方のニュースで流れたよ!」という彼女に
微妙に心から喜べないなぁ〜と私は思ったのでした。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
411 名前:みかん ◆I4R7vnLM4w 投稿日:2005/11/28(月) 00:09:19 ID:2M3bU0ai0
【問題】
小学校で、「私のお母さん」という題名で絵を描きなさい、という授業があった。
上手な子もいれば下手な子もいる中、ある少女の絵はずいぶん変わっていた。
絵と言うよりは図形にちかく、まるで「日」というようなカタチだった。
彼女は、なぜこのような絵を描いたのだろうか?

451 名前:みかん ◆I4R7vnLM4w 投稿日:2005/11/28(月) 00:29:28 ID:2M3bU0ai0
【解説】
少女が描いたのは冷蔵庫の絵だった。
少女の母親は、遊び歩くことが多く、食事の用意をあまりちゃんとしていなかった。
少女は、冷蔵庫にあるケチャップやマヨネーズ、マーガリンなどで飢えをしのいでいたのだった。
彼女にとっては、「冷蔵庫がお母さん」ということだったのだ。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
475 名前:みあ ◆gxp58raOhk 投稿日:2005/11/28(月) 23:51:35 ID:8JXNl95Q0
【問題】
私は受話器を手に彼女が苦しんで死んでいくのを見ていた。
それしかできなかった、ただ呆然としていただけだった。

どういうことでしょう?

533 名前:みあ ◆gxp58raOhk 投稿日:2005/11/29(火) 00:20:12 ID:E5mubeTU0
【解説】
私と彼女はサイトを通して知り合ったチャット仲間。
ウェブカメラを使った映像チャット中に彼女が急に苦しみ出した。
持病の心臓かもしれない。
彼女は1人暮らし、私は急いで救急車を呼ぼう受話器を手にした。
消防署につながり、そこでハタと気づく。
私、彼女の住所を知らない……
チャット仲間には住所まで教えないのだ。
救急車を呼べないまま、私は彼女が苦しみながら死んでいくのを
ただ呆然と見ているだけしかできなかった。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
552 名前:IQエンジン ◆e37VO7OAVo 投稿日:2005/11/30(水) 00:55:24 ID:AMy0P1k90
【問題】 「奇妙な告知2・ディスティニー」
 彼は子供の楽しむ物を見て激怒し、結果定番のフレーズが誕生する。
内容を保管して話を完成させて下さい。

590 名前:IQエンジン ◆e37VO7OAVo 投稿日:2005/11/30(水) 01:32:15 ID:AMy0P1k90
【解説】
 時は1970年代。「仮面ライダー」等の大ヒットにより、特撮ブームが勃発しテレビ各局で雨後の筍のように製作されていきます。
その中の一作にてその騒動が起きてしまいました。小学生2人が合体・変身し、超人になって悪の組織と戦うものだったのですが、
息子が夢中で見ていたその番組を見て父親は激怒してしまいます。「この敵のボスの名前って、家と一緒やん(#゚Д゚)」
そう、番組に登場する悪の組織のボスの名が彼の名前と全くの同一だったのです。
「このままでは家の息子がイジメに合うかもしれん」と父親はテレビ局に抗議、一躍ニュースになってしまいました。
番組サイド側も番組の趣旨や「今更変えたら番組を見ている子供たちが混乱してしまう」と必死にその父親を説得、何とかそのままで番組を続けることが出来ました。
そしてこの番組のから番組最後にあるテロップが登場し、その後のドラマ・アニメ等にも必ず登場する物になりました。
「この番組はフィクションであり、実在する名前・地名等とは全く関係ありません。」と。
その番組とは「超人バロム・1」、そしてボスの名は「ドルゲ」。この騒動や強力な裏番組(ムーミン)の存在により視聴率が低空飛行を続け
ついには実際の放送予定よりも早く打ち切りとなってしまいました。
え、当の本人はどうしてたって?ドルゲ君(当時小学二年生)はその番組に夢中で、当の騒動の際にも
自分と全く同じ名の怪獣の玩具を片手に、遊んでいたようですよ・・・御後が宜しいようでorz
元ネタ→天野ミチヒロ「放送禁止映像大全」


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
602 名前:空想皇帝 ◆mlX/T/kuso 投稿日:2005/11/30(水) 15:29:37 ID:ngVhiS6A0
【問題】
彼女のお父さんが彼女から離れた理由を知ったとき、私は恐怖した。

どんな理由だったのか、外堀から攻め込んで欲しい。

700 名前:空想皇帝 ◆mlX/T/kuso 投稿日:2005/11/30(水) 18:16:16 ID:ngVhiS6A0
【解説】
お父さんとは、お父さん指(=拇指)のこと。
つまり彼女は拇指を切断されていた。

彼女は、殺人者に襲われた。
金槌で頭を数回殴られ、ぐったりと動かなくなった彼女。
殺人者は糸鋸で彼女の首を切断しにかかった。
その途中で彼女は息を吹き返し、糸鋸の刃を手で掴んだ。
しかし殺人者は糸鋸を引く手を休めず、そのまま首を切断した。
そのため、糸鋸を掴んでいた手(の拇指)も一緒に切断されたのだった。


実際にあった事件だそうだ。
そしてその殺人者は彼女の父親だそうだ。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
716 名前:週刊weekly ◆cUX5t636go 投稿日:2005/11/30(水) 21:04:40 ID:slPL5YkT0
出題。
意味の不明瞭な文章を書くことで評価を得た一人の作家がいた。

さて、この作家はなぜこのような小説を書き続けたのだろうか?

794 名前:月刊weekly ◆cUX5t636go 投稿日:2005/11/30(水) 22:53:55 ID:slPL5YkT0
て、同性愛者であった。
1952年、生活を共にしていた内縁の妻を、酔っぱらって(かどうなのか)射殺してしまう。
彼はその件で服役することになってしまう。

彼のある時期の小説の特徴的な手法は、「カットアップ」と呼ばれる。
それは、文を切り貼りして作るというものであった。
小説の、「カットアップ」を駆使してできあがった部分は、
意味がきわめて不明瞭である。
その「カットアップ」には、言語を破壊する狙いがあった。
言語を破壊してどうしたかったか?
彼は、現実は記録を書き換えることで刷新できると信じていた。
旧ソ連や中国の歴史を念頭に置いていたのかもしれない。

彼は、妻を殺したことの真実を死ぬまで語ろうとせず、
逆に年を重ねるごとに意味不明な発言を繰り返すようになった。
それは、彼自身が信じるように、言葉を換えることによって、
彼自身の記憶=現実を書き換えようとしているかのように。

種本は、山形浩生『たかがバロウズ本。』

795 名前:月刊weekly ◆cUX5t636go 投稿日:2005/11/30(水) 22:54:41 ID:slPL5YkT0
一行目→ウィリアム・バロウズは、麻薬中毒者にして、同性愛者であった。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
809 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/01(木) 00:25:02 ID:AAfHHQB00
【問題】 「極稀に的確なアドバイスをする男」
日が沈みゆく頃。今日もまた男の元に、悩みを抱えた者たちがやって来る
その人々にアドバイスを送るのが、彼の仕事である
しかしこの男、そのアドバイスが人々に功を奏さぬことを当然と思っているばかりか
非常に極稀にではあるが彼のおかげで成功を収める者が出ると、呆然としてしまうのだ

一体どういう事だろう?

881 名前:街の灯の空に ◆HNLd8m8xHM 投稿日:2005/12/01(木) 01:23:35 ID:AAfHHQB00
【解説】
野村克也氏の、現役捕手時代のエピソードである

彼は打席にバッターが立つと、いつもマスク越しにその選手へ一方的に会話を振っていた
内容は、「打ち方が悪い」だの「狙う場所が悪い」だの、アドバイスなんだか野次なんだかわからんような事ばかり
(「聞いたよ。あんた○○(県の名前)に浮気相手がいるんだって?」と言った暴露話もしていたようだw)
これは思いのほか効果があり、只でさえピッチャーがどの球種で仕掛けてくるか悩む選手達をかなり苦しめていたようである

予断ではあるが、ある試合の時に野村氏がいつものようにバッターに
「バッティングフォームが悪いんじゃない?」
と話し掛けた所、その選手は何とアドバイスを聞き入れその場でフォームを改善
見事その打席でホームランをかっ飛ばし、氏を( ゚д゚)ポカーンとさせた事があるらしい
そのバッターとは、現読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄であったそうな


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
891 名前:ぺんぎん ◆aZjgVdOsT2 投稿日:2005/12/01(木) 02:16:29 ID:Iv8AYvK40
【問題】   「 劣等感が生んだ遣り切れない想い 」

己の劣等感を払拭するために切磋琢磨した男に待っていた皮肉な運命。
男は女を死に導いた後,遣り切れずに自殺した。

男に何があったのでしょう?

941 名前:ぺんぎん ◆aZjgVdOsT2 投稿日:2005/12/01(木) 03:08:09 ID:Iv8AYvK40
【解説】
彼はこれと言って取り柄も無い冴えない男だったが,唯一慕ってくれる彼女がいた。しかし、ある日彼女に
執拗に求愛する男が現れた。その男は彼と違って容姿も整っていたし頭脳も明晰で経済力もあった。彼は
酷く劣等感を抱き,「僕なんかと付き合うよりアイツと付き合ったほうが幸せになれるさ」と彼女に言い残し,
彼女の前から逃げるように姿を消した。

自分を情けなく感じた彼は,己の劣等感を克服するために必死に勉強して三十年後には裁判官になっていた。
そんな折,壇上の彼の前に現れた被告人はずっと彼の心の中から消えることが無かった彼女であった。
あの後、彼女は求愛してきたあの男と結局結婚したのだという。しかし,夫は事業で失敗したのを機に人が
変わってしまって無差別殺人を腹いせとばかりに繰り返した。狂気と化した夫に逆らえなかった彼女も渋々
それを幇助し続けたのであった。
 彼はとても苦悩した。死刑判決に値する罪状だった。だが決して私情を挟んではならない。裁判官としての
信念を貫き、苦渋の末、彼は彼女に死刑を言い渡した。その際、彼は彼女の目を見ることが出来なかった。
 その後,彼は彼女の死刑が執行されたという報を聞いた。あの時彼女を離さなかったら,自分が彼女を守っ
てあげていたなら,こんな事にはならなかったのかもしれない。劣等感に悩まされた自分のせいで結果として
彼女は多くの人間を殺してしまったし,自分はそんな彼女を救えなかった上に,挙句の果てに死に追いやって
しまった。全ては不甲斐ない自分の責任に違いない。過去の己に一切の責任を押し付けてしまった彼は,その
罪悪感に耐え切れなくなり、終に自殺したという。


[507] 507杯目 ツタンカーメン味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
957 名前:金縛り直行便 ◆W7jODu3YGo 投稿日:2005/12/01(木) 13:55:46 ID:s+X1294Z0
問題:
ある男は、頭に小鳥の糞が落ちた時、突如として神を褒め称え始めた。
一体何故だろうか?

19 名前:金縛り直行便 ◆W7jODu3YGo 投稿日:2005/12/01(木) 16:11:50 ID:TS3pqVY40
【解説】
ある日、男は牧場近くでボンヤリとしていた。
麗かな日差しの元、小鳥はさえずり、牛はのんびりと牧草を食んでいる。
そんなのどかな風景を見ているうち、ふと男は考えた。
「あのさえずる小鳥の体は小さい。故に食事量も少ないだろう。
 あの牛の体は大きい。故に食事量は多い。
 そんなことは当然である。
 では何故、神は多くの食事を探さなくてはならない牛に翼を与えず、
 逆に僅かな食事で事足りるような小鳥に翼を与えたのか?
 真意が全く理解できない。」
その時、男の頭に小鳥が糞を落した。
「ああ、わかった!」
男は叫んだ
「やはり、神は偉大だった!」


サイトトップ / ページインデックス / ▲ページ先頭 / 前スレ / 次スレ