[349] ★★ウミガメのスープ★★349杯目 ディナー風 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

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20 名前:墨子 ◆SplwDa1LB2 投稿日:04/09/22 21:59:36 ID:NKJ6t0os
【問題】
風が強かったおかげで、俺は長生きすることができた。
この状況を説明してください。

49 名前:墨子 ◆SplwDa1LB2 投稿日:04/09/22 22:15:22 ID:NKJ6t0os
【解説】
風が強かった為に砂塵が舞い上がり、それが原因で失明する人が増え、彼らが生計を支える為に三味線
を始めたために猫が殺され、俺(鼠)は長寿を真っ当できたのです。以上、「風が吹けば桶屋が儲かる
」の途中までのストーリーでした。


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68 名前:めきしこじん ◆SCMi7Gc6zo 投稿日:04/09/22 23:48:16 ID:Q4q+PdPy
【問題】
男は見知らぬ女性と視線を合わせました。
男の職場はその話でもちきりです。
気をよくした男は願いました。
「もう一度あんなことが起きないかなあ」
男の願いはすぐに叶えられました。
男の望まぬ形で、さらなる恐怖を伴って。

さて、何が起こったのデショウ?

98 名前:めきしこじん ◆SCMi7Gc6zo 投稿日:04/09/22 23:59:22 ID:Q4q+PdPy
【解説】
男は、窓際にある職場のデスクからなんとなく外を眺めていました。
すると、突如逆さまになった女性の顔面が眼前に現れます。
彼女の視線は、まっすぐに彼の眼前を捉えたように彼には思えました。
そして、グシャリという何かが潰れる音。
それが飛び降り自殺だと彼が理解するのに時間はかかりませんでした。
「落ちていくとき、俺の顔見たんだぜ!」
彼のあまりにもリアルな体験談に盛り上がる職場。
しかし、それもすぐに落ち着いて、なんとなく寂しさを感じた彼が
窓側に振り返ったそのとき

窓枠にしがみついた血みどろの女性が、彼を睨みつけていました。


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121 名前:空と海と大地と呪われしとうごう ◆LZ7uQlkJoI 投稿日:04/09/23 00:12:57 ID:ystzlOog
問題
前にはイラク人
左にはふくよかな女性
右にはサラリーマン
そして上方のプロペラ
私は嘔吐した

状況を説明してください

145 名前:空と海と大地と呪われしとうごう ◆LZ7uQlkJoI 投稿日:04/09/23 00:29:06 ID:ystzlOog
解説
本日の電車内での出来事

満員電車に乗った私は異臭を感じました
前をみるとイラク人。漂うイラクの香り 悪く言うと男性便所の臭い
左をみると()○゜Д゜○()←こんな感じの女性。漂う汗の香り 悪く言うと腐ったぞうきんの臭い
右をみると中年のサラリーマン。漂うマイルドな香り 悪く言うとマイルドセブンの香り

そして、見上げた先に見える扇風機
私は・・・・


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160 名前:改 ◆Br0HOzRyFk 投稿日:04/09/23 01:14:20 ID:pka9OnxI
【問題】
「ネコフンジャッター、ネコフンジャッター」。それが原因で彼女は死んだ。状況を説明して下さい。

182 名前:改 ◆Br0HOzRyFk 投稿日:04/09/23 01:27:04 ID:pka9OnxI
【解説】
ピアノ騒音殺人事件がモデル。犯人の大浜は極端に音に過敏な性質で、近所の女の子が引くピアノの音
に耐え切れずに少女2人と母親を惨殺したのだった。


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194 名前:タヴィ ◆gfDh44.30o 投稿日:04/09/23 02:58:57 ID:Y/H2QS98
【問題】
彼が電話に出たので、私はカチンときた。

状況は?

235 名前:タヴィ ◆gfDh44.30o 投稿日:04/09/23 03:25:39 ID:Y/H2QS98
【解説】
待ち合わせの時間になってもこない彼に電話しようとしたら、
間違えて家の電話にかけてしまった。
携帯にかけなおそうとした矢先、彼がのんきに「もしもし〜」と出てきた。
この時間にまだ家にいるなんて…と、カチンときたわけです。

ということで「約束」とは「会う約束」でした。


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253 名前:貧民 ◆uuMg1iXKpg 投稿日:04/09/23 03:42:36 ID:iMtj3c+a
[問題]
男が殺された。

キムラ「犯人はトツカだ」
カワダ「犯人はキムラだ」
イズミ「犯人はカワダだ」
トツカ「犯人はイズミだ」

ウソをついているのは1人、残りの者は本当のことを言っています。
ウソをついている者が犯人なのだが、どういうことだろう?


○○はウソをついていますか?本当のことを言っていますか?って質問はナシでお願いしたいんですがよろしいでしょうか?

269 名前:貧民 ◆uuMg1iXKpg 投稿日:04/09/23 03:55:25 ID:iMtj3c+a
[答え]
犯人の名前は木村イズミ。キムラとイズミは同一人物だったんです。


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282 名前:シロ ◆ozOtJW9BFA 投稿日:04/09/23 04:44:37 ID:xwr1fjYp
【問題】「常識」
ある一家がいなくなりました。
その地方はその後
人が増え始めたそうです。
な〜ぜ〜?

315 名前:シロ ◆ozOtJW9BFA 投稿日:04/09/23 05:11:33 ID:xwr1fjYp
【解説】1
1400年代前半、スコットランドの話。
ソーニー・ビーンは、妻と共に寂しい海岸の洞穴に住みついた。
2人は25年間に14人の子供を生み、さらに子供達の近親相姦によって
32人の孫を持つまでになった。
 ビーン一家は追いはぎを生業とし、彼らが旅行者を仕留める時は
必ず一家総出で襲いかかり、誰一人逃がさないように心がけていた。
家族は多かったが、食料はあり余るほどあった。
なんと塩漬けにした犠牲者の肉を常食としていたのだ。
彼らは次第に大胆になり食い残しを平気で海に投げ捨てた。
腕や脚が流れ着いた地方では、大騒ぎとなったが
一人も難を逃れた者がいない為
一家の存在を知るものはなかったのだ。

316 名前:シロ ◆ozOtJW9BFA 投稿日:04/09/23 05:12:45 ID:xwr1fjYp
【解説】2
 しかしついに獲物を逃してしまった。
何とか生還者となった男は国に報告し
国をあげた追いはぎ狩りが行われた。
洞窟は発見され、全員その場で捕らえられた。
一家は審理なしで全員死刑となった。

 ビーン一家の処刑後、その地方の人口は「目だって増えはじめた」という。

 最初に洞窟内に住み着いた夫婦は別としても
彼らの子供や孫は、外の人間は食料だと認識していたのではないでしょうか。
人間を襲って食うという行為が彼ら一家の「常識」だったのでしょう。


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337 名前:ヘタレ料理人 ◆Rzyb3Elwzk 投稿日:04/09/23 13:53:01 ID:C6qI34Th
【問題】「浮気?」
俺には女がいる。でもあの女は浮気をしている。だから俺もしているんだ。
あの女があいつに良いように使われているだけなのは知っている。
そういう俺もあいつに良いように使われているんだから・・・

全体像を答えてください。

363 名前:ヘタレ料理人 ◆Rzyb3Elwzk 投稿日:04/09/23 14:15:54 ID:C6qI34Th
【解答】
俺はプラグ(電化製品)。女はコンセント。あいつはこれらを使う人間。
コンセントにはいろんな電化製品のプラグが挿されるw
でもプラグも1箇所のコンセントだけでなく別の場所に挿されることもあるw
良いように使われているというのは人間に使われているという表現で使いました。


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375 名前: ◆danapiuBfI 投稿日:04/09/23 15:34:01 ID:xNuIVhv6
【問題】
彼は思わず本音をこぼした。男はそれを聞いていた。彼に聞かれてもかまわないと思っていた。
しかし男は常識では考えられない事をした。彼は死後、恥をかき続けた

どんな状況か

428 名前:◆danapiuBfI 投稿日:04/09/23 16:36:00 ID:xNuIVhv6
【解説】
Aは藤原道長。人を招いて酒宴中での出来事。B=藤原実資(さねすけ)を呼んでこう言った
道長は調子に乗って本音を漏らした。
「此の世をば我が世とぞ思ふ望月の虧(かけ)たる事も無しと思へば」
この詩は技法もなにも使っておらず、詩的にはまったく下の下である
この事は道長の日記。「御堂関白記」にも書かれてはいない。
当時の日記には政務のことなどを簡単に書くだけだったからである。
しかし実資は当時の習慣に反して日記に私的なことを残していた。
実資が書き記したために道長は後世までに自分の下手糞な詩を残されることになってしまった


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442 名前: ◆X0cv2GUZ/M 投稿日:04/09/23 19:11:35 ID:4OatIvwO
【問題】「父かえる」
1ある夏の夕方玄関までボールペンを持ってくるように言う母。
2仏壇の奥から一枚の紙を取り出す母。
その日我が家に起こったこととその原因を答えてください


531 名前:◆X0cv2GUZ/M 投稿日:04/09/23 19:51:15 ID:4OatIvwO
【解答1】
父はたった一度酔って他の女性と関係を持ってしまった。
夫婦喧嘩となり離婚の一歩手前までいった。
喧嘩といっても母が一人で怒っていただけだが、
病床でも許してもらえたかどうか心配していた。
そんな父の初盆、母が僕を玄関口まで呼んだ。
宅配便が届いているからサインをするのにボールペンが必要だという。
印鑑があるのにと不思議に思っていたが、
宅配便が帰った後で母はエプロンのポケットから印鑑を取り出して
朱肉におさえつけると届いた箱の上に押印して見せた。
印鑑の上も朱肉の表面も赤く光っているのに
箱の上には後一つ残らない。
居間に戻り、家中の朱肉と印鑑が集められ、試された。
どれ一つとしてつかない。
インクどころか、へこみすらしない。

532 名前:◆X0cv2GUZ/M 投稿日:04/09/23 19:52:03 ID:4OatIvwO
【解答2】
父の仕業だろうという結論になり、原因を考えた。
母は思い当たることが合ったらしく、
仏壇の引き出しから一枚の紙を持ってきた。
それをバッグにしまうと父の墓参りに行こうといった。
それは、母の名前と父の名前が書かれた離婚証書だった。
ただ、父のところには印鑑が押してない。
離婚を主張する母に唯一父が示した抵抗だった。
父はこんなところに心残りが合ったのだ。
そして、魂だけになっても抵抗して見せたらしい。

533 名前:◆X0cv2GUZ/M 投稿日:04/09/23 19:53:14 ID:4OatIvwO
【解答3】
二人で父の墓前に行った。
手を合わせた。母はバッグから離婚証書を取り出して言った
「あなた、今度こんないたずらしたらあなたのほうに私が印鑑押しますから。こんなことしないようにとっておきます」
「俺は死ぬことより何よりも母さんが一番怖い」
父の口癖の意味がよく分かった。


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543 名前: ◆VFcgPHD9A. 投稿日:04/09/23 21:03:42 ID:h3BqMis6
鯱手の悪魔はある所にTNT爆弾を仕掛けました。

それはどこ?

岡山

内浦

浦和


※解説なし 【参考】 雑談掲示板「未解決問題」スレ


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554 名前: ◆ID7iZQNIkY 投稿日:04/09/23 21:59:28 ID:+nzk8yNU
カーチャンからメールが送られてきた。
「今日はタカシが帰ってこないらしいから一杯エッチしましょ♪」
俺は急いで帰宅した。何故か。

557 名前:◆ID7iZQNIkY 投稿日:04/09/23 22:07:49 ID:+nzk8yNU
被りましたね。面白くないネタなんで辞退します。俺がトーチャンだからです。つまんないですごめんなさい。


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555 名前: ◆CHF81kwrKs 投稿日:04/09/23 22:00:41 ID:Ng4m5Z23
ある夏の夜、
男は周りで心霊現象起こっているのを知りながらそれに何も反応しなかった

何故だろうか

607 名前:◆CHF81kwrKs 投稿日:04/09/23 23:05:28 ID:Ng4m5Z23
解説
その日はお盆でした、その男は「お盆に霊が出て何が悪い!!」と考え
それを無視していました


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630 名前:夜鬼養英 ◆2Rj120eiJs 投稿日:04/09/23 23:25:56 ID:eEQfp0VH
【問題】「リリパットステップ」
両足のかかとをマジックで黒く塗りつぶす女性。
彼女の目的は何か。

653 名前:夜鬼養英 ◆2Rj120eiJs 投稿日:04/09/23 23:34:27 ID:eEQfp0VH
【解説】
ゴスロリでオフ会に参加することにした彼女。しかしゴスロリに合う靴が無い。
なので人から借りたが、サイズが合わない。後ろのチャックを開ければ入るのだが。
「夜だし、まあいいか……」
と考えた彼女は両足のかかとを塗ってカモフラージュすることに。


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670 名前:桜 ◆WANV5A7keo 投稿日:04/09/23 23:44:54 ID:O1dHRRBx
私はとあるコンサートを見に行った。
特にそのアーティストの代表曲ともいえる楽曲が演奏され始めると、
私のテンションも最高潮に達した。
美しいコーラスや印象的なリフレインを生音が耳を撫でる。
私は素晴らしい陶酔感に包まれた。

しかし、楽曲がサビに差し掛かろうというとき、
予想だにしないゲストがステージに乱入してきたのだ。
そして奴は当然のように歌い始めた
ゲストのあまりに醜い姿、醜い声。
せっかくの陶酔感が台無しだと私は憤慨した。
周りの聴衆たちも私と同じ印象を受けたようだ。

しかし楽曲の演奏が終わったとき、
私の抱いた感想は
「これはこれでいいかもしれない。
いや、むしろこの方が素晴らしいのではないか」
というものに変わっていた。
あのステージには不気味な魅力があった。
ともすれば恐怖さえ感じるような、しかしそれでいて何度でも見たくなるような……。
言うなればカルトそのものの魅力だった。
気が付けば私は、再びそれを聴くべくコンサート会場へ足を運んでいた。

果たしてコンサートに乱入してきたゲストとは誰か。

735 名前:桜 ◆WANV5A7keo 投稿日:04/09/24 00:19:43 ID:JzJD0VkY
【解説】
( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
( ´_ゝ`)ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンン〜ウ〜ンウ〜ンン・ン・ン
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ
(・∀・)ラヴィ!!

(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロリレリ〜
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)
(゚3゚)ピ〜ピロリ〜ピロリ〜ロリ〜ロレルラレロ〜
( ´_ゝ`)(ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ)

ヽ(゚∀゚)ノぷりぃ〜んぷりんてぃんぷりんぷりんぷりんてぃん♪
('A`)ウ〜ンウ〜ンンンンンン〜ウ〜ンウ〜ンン・ン・ン

ヽ(゚∀゚)ノぷりぷりぷりぷりぷりんてぃんぷり〜んぷりんてぃん♪
テ〜ケテ〜ケテケテケテン〜テ〜ケテ〜ケテッテッテ

(゚∀゚)プリンティン!!

参照
ttp://yoga.at.infoseek.co.jp/flash/kimishine_plus.htm

765 名前:桜 ◆WANV5A7keo 投稿日:04/09/24 00:30:49 ID:nVLnHdkL
コンサートとはURLのFLASHのことです。
アーティストとはヌヌネネの楽団の人たちです。
ゲストはぷりんてぃんのオバちゃんです。
ヌヌネネを楽しみに聴いてたら、
とつぜんぷりんてぃんのオバちゃんが出てきてビックリだけど、
これはこれでハマってるなと思った、という話です。


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774 名前:オムスク716 ◆.omsxu.716 投稿日:04/09/24 00:35:39 ID:VinF5ZrX
<問題>

以下の5つの独り言を含んだ会話文を全て使い、どういう状況なのかを推察してください。

1.ちきしょう、やっぱりな、ダメだと思ったんだよ。

2.もう一度あの悦びを味わえるんじゃったら、わしゃ死んだってええわ。

3.でも、俺にできることって、信じることだけなんだろうか?

4.すいません、シャツを下さい。

5.あんたが言ったんだぜ?

835 名前:オムスク716 ◆.omsxu.716 投稿日:04/09/24 01:26:54 ID:VinF5ZrX
【解説 1/3】
スタジアムは、都会訛りの歓声と、田舎訛りのため息に包まれていた。
およそ9ヶ月強、全34節にわたって開催されてきた、今年のプロサッカー1部リーグの最終戦がそこで開催され……
田舎のクラブが、一方的に叩きのめされていた。
前半終了を告げる笛が鳴り響く。スコアボードには、4−0という数字が表示されていた。

無理もない。たしかに田舎クラブは、この最終節まで優勝争いに絡むという、ありえない程の大健闘をみせてきた。
しかも、我らが田舎クラブは今季、数年ぶりに1部に復帰したばかりなのだ。
「この試合に勝ったほうが優勝」などというプレッシャーの中で、3年連続優勝中のヨーロッパ有数の常勝クラブ
相手に、しかも相手のホームで、五分の試合をしろというのが土台無理のある話ではないか。

「ちきしょう、やっぱりな、ダメだと思ったんだよ」

俺のつぶやきは、満員のサポーターの声にかき消され……たはずが、隣に立つ老人の耳には入ったらしい。
いったいいつ頃買ったものなのか、1960年代頃の古びたレプリカユニフォームに身を包み、喉を潰さんばかりの勢いで
試合開始前から、田舎クラブの選手にハッパをかけつづけていた。

836 名前:オムスク716 ◆.omsxu.716 投稿日:04/09/24 01:28:04 ID:VinF5ZrX
【解説 2/3】

この老人は、暗澹たる気分に沈む俺に、聞きたくもないような話を一方的にまくしたて始めた。
──なにをふざけたことを言っている。負けて仕方ないなんてことがあるものか。
──4点差くらいなんだ。真にクラブを愛する者なら、5点入れて逆転することだけ信じていろ。
──俺は今年で73歳、このクラブを応援し始めて70年目だ。このクラブは俺の人生だ。
──そんなフーリガンみたいなナリをして、格好付けにナイフなんぞいじくりまわして、俺の人生を侮辱するのか。
──1959年の優勝のことも覚えている。半世紀ぶりの大事なんだぞ、それをおまえは簡単にあきらめるのか。

俺はウンザリしながらも、老人の言葉に多少の畏敬の念も覚えずに入られなかった。
1959年の優勝! このクラブ、最後の栄光の年だ。
無論、俺など産まれてもいない。俺が生まれたのはそれから25年以上も後、このクラブが3部リーグにいた頃だ。
そうだな、あきらめるべきじゃないな、と俺が言うと、老人は更に力強く、そうだ! と返してきた。

「もう一度あの悦びを味わえるんじゃったら、わしゃ死んだってええわ」

45年ぶりの優勝!
それも最終節、昨季昇格したばかりの弱小クラブが、3年連続王者を相手に!
そうだ。俺は何故それを信じられなかったのだろう。そうだよ、勝利だけを信じるんだ!
……でも、だ。

「でも、俺にできることって、信じることだけなんだろうか?」

なにしろ45年ぶりの優勝がかかっている。
ピッチ上で闘う11人の選手たち、ベンチで指示を飛ばす監督、彼らだけに闘わせるべきじゃないんじゃないか?
そう、俺たちサポーターも、あの老人のように、何かしら闘う必要があるんだ。
俺はない知恵をしぼり、田舎クラブを優勝させるための、俺なりの闘い方を考えに考えた。
……あるじゃないか。100点差だってひっくり返せる、サポーターにできることが。

837 名前:オムスク716 ◆.omsxu.716 投稿日:04/09/24 01:29:46 ID:VinF5ZrX
【解説 2.5/3】

「すいません、シャツを下さい」

俺はスタジアムの片隅の、ゲームシャツ(レプリカユニフォーム)売りのキオスクに向かった。
都合のよいことに、同じようにシャツやグッズを求める客が群れをなし、俺の事を気にする者など誰もいない。
そして、俺は一枚のシャツを、数枚のユーロ紙幣と交換に手に入れた。
……敵側の、シャツを。

周囲では、俺と同じように敵のシャツを買い、踏みつけたり引き裂いたりしている連中が大勢いた。
が、俺はそいつらには組さず、トイレに駆け込み、すぐにそのシャツに袖を通した。
よし……これでいい。これで俺は「常勝クラブのサポーター」だ。

観客席に戻ると、場違いにも敵側のシャツを着た俺に、あちこちから殺意の篭った視線が飛んでくる。
ごめんよ、俺だってこんなものを着るくらいなら、クソを拭いた後の便所紙でも巻きつけてたほうがマシさ。
でも、今だけはこれを着て、「俺なりの闘い」をしなきゃならないんだ。我慢してくれよな。
そのためには、まず……さっきの老人を探さないと、な。

こうも観客席が満員では、あの老人の応援の声もなかなか聞こえてこない。
まったく探すのに難儀をしたが、なんのことはない、その老人は場所を移動していたのだ。
ショバを変えた老人が、近づいてくる俺に気づいたらしく、手を振ろうとした……のだが、表情を変えた。
そりゃそうだろう、敵側のシャツなんて着てるんだから。
でも、そうでなくちゃ困る。俺は『敵のサポーター』なんだ、親しげに手なんか振ってもらっちゃ、目撃証言とかおかしくなるんだよ。
……そして俺は、その老人めがけて、補足をはやめ、全力で駆け出していた。
腹のそこから搾り出すような、けたたましい奇声を上げながら。

838 名前:オムスク716 ◆.omsxu.716 投稿日:04/09/24 01:30:31 ID:VinF5ZrX
【解説 3/3】

人生最大の大声! スタジアムの歓声が一瞬途切れるほどだった。
周囲の視線が俺に集まった。よし、完璧だ!
俺は老人に飛び掛り、組み伏し、首筋や上半身に、何度も何度もナイフをつきたてた。
半世紀近く苦楽をともにした、ご自慢の60年代シャツが、赤黒く染まっていく。
周りの勇気ある観客が、俺を殴り倒し、老人から引き剥がし、ナイフを叩き落すが、もう遅い!
俺のナイフは致命傷を与えている。老人は自分の血で溺れ、やがて人生の最終列車に乗ることだろう。

よし、これでいい。
これで、「常勝クラブ」のサポーターが、「田舎クラブ」のサポーターを刺殺するという、「殺人事件が発生した」。
しかもここは、「常勝クラブ」のホームスタジアム。警備責任は、当然「常勝クラブ」側に発生するだろう。
それに、これだけの事件がおきれば、この試合はもちろん中止になるだろう。『没収試合』という裁定で、だ。
そうなれば、どうなる?

駆けつけた警備員や警察官に捕縛され、拳銃をつきつけられながらも、俺は笑いが止められずにいた。
没収試合になれば、アウェー側……すなわち、田舎クラブが0−3で勝利、という扱いになる!
仮にそうならなかったとしても、常勝クラブからの「勝ち点の没収」は、まず間違いない!
優勝だ! 45年ぶりの優勝を、俺が田舎クラブに与えたのだ!

俺の視界の隅に、臨終を迎えようとしている老人の姿が飛び込んできた。
おいおい、ご老人。何だい、その悲しそうな顔と、目に溜めた涙は。
あんたが、あれほど望んでた優勝だぜ。もっと嬉しそうな顔をしたらどうなんだよ。
この優勝は、俺と、アンタと、二人で勝ち取ったものなんだから!


<もう一度あの悦びを味わえるんじゃったら、わしゃ死んだってええわ>


あ ん た が 言 っ た ん だ ぜ ?


[349] 349杯目 ディナー風■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
863 名前:モーゼル ◆2tMB00N/b6 投稿日:04/09/24 02:15:38 ID:QYafJptK
【問題】

ようやく暑い夏も過ぎ去り、快適な秋がやってきた。
厳しかった猛暑と、息の詰まる環境からやっと逃れ出た彼女は、
今、解放感の中で涼しい風に身を包まれ、新鮮な空気を胸一杯に吸い込んだ。
…すると次の瞬間、彼女は死んでしまったのだ。
一体何が起きたのでしょう?

891 名前:モーゼル ◆2tMB00N/b6 投稿日:04/09/24 02:30:08 ID:QYafJptK
【解説】

彼女はビルの屋上からたった今、飛び降り自殺したのです…。


[349] 349杯目 ディナー風■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
912 名前:○○○ ◆O772quqJGg 投稿日:04/09/24 03:40:12 ID:6QdjQczl
●●問題●●
『なちゅらりすと』
猫一匹のために私は彼女の先行きを不安に思ったのですよ。

さて、どゆことでしょ。

996 名前:○○○ ◆O772quqJGg 投稿日:04/09/24 05:03:58 ID:6QdjQczl
●●解説●●
ここはスナック「ウミガメ」。
私と一緒についたのは口の軽い新人のC子。
ちょっとした失敗は大目に見るけど、人のプライバシーまでお客様に話すのはさすがに参った。
「S代先輩の彼、カッコいいんですよぉ」
(げ。何バラしてんのよ?!)
「へ、S代ちゃん、恋人いるの?」
「ええ、いますよー。タケルっていうんですけどね、茶トラの猫♪」

(お客様お帰りに。控え室にて)
「Cちゃん、夢売ってる店で彼氏の話してどーすんのよ?!
 店の中では『彼氏』は『犬か猫』。そういう風に頭の中に叩き込んでおきなさい。いい?!」
「ハァイ」

(お客様ご来店)
「C子ちゃんカワイイねえ。彼氏とかいるの?」
「えー? 彼氏っていうかぁ、ジュン君っていう猫と暮らしてます♪」
(……自分からいうなよ……)
「へえ。ヒゲのない猫かな?」
「やだぁ、ヒゲなんて生えてませんよぉ♪ 当たり前じゃないですかぁ」 
(だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!)


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