[538] ★★ウミガメのスープ★★538杯目 母の愛の味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / ← 前スレ / 次スレ →
[538] 538杯目 母の愛の味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
16 名前：コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日：2006/02/06(月) 00:58:16 ID:8qZjK4RC0
【問題】
高度経済成長に日本中が湧いていた1960年代半ば頃のお話です。

その男は、とても恐がりだったので、
職場の先輩の忠告を無視して、明かりを点けました。

ええ、とても恐がりだったのです。
だから、男が朝を迎えることが出来なかったのを、責めないでやってください。


状況を説明してください。

87 名前：コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日：2006/02/06(月) 01:46:55 ID:8qZjK4RC0
【解説2分の1】
深夜0時になろうかという頃。
教師になったばかりの男は、宿直の勤めとして、学校を見回っていました。

見回り自体はすでに何度か経験していたのですが、
その日はいつもと違いました。
「いいか。今日だけは、廊下の電灯を点けちゃいかん」
宿直につく時、先輩教師からそのように言われていたのです。

「なんでだよ。新人いびりか？」
そうぼやいて、男はいつものように電灯を点けます。
要するに、男は恐がりだったのです。

　それにしても、この蛍光灯というやつは凄い。
　コイツと比べるとガキの頃の電球のいかに薄暗いことか。
　明るすぎるという気もしなくもないが、
　おかげでこうして、見回りも平気で出来るってもんだ。

ふと、外の闇に目を向けると、窓に彼自身の姿が映っています。
内側が明るく外側が暗いと、ガラスは内側から見て鏡となります。

「窓ガラスがこんなに鏡みたいになるなんて事も知らなかったよなあ」

ふと、その向こうにさらに自分の後ろ姿が映っているのに気がつきました。
一瞬ドキリとした男でしたが、
反対側―――つまり廊下と教室を隔てる窓に映った姿であると分かって、
ホッと胸を撫で下ろします。

「鏡の中の鏡か。面白いな」

88 名前：コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日：2006/02/06(月) 01:48:37 ID:8qZjK4RC0
【解説2分の2】
苦笑いする男の目の前で、さらに窓の像が増えました。
「ん？」
訝しむうちに、どんどん増えていきます。
窓の中の窓に映る窓越しの窓の……
そしてその一枚一枚に映る天井の蛍光灯……

やがて、窓の増加は止まり、
一番奥の窓に映る蛍光灯に、「そいつ」はぶら下がっていました。
「―――ひいっ！」
ああ、彼がその日、すなわち13日の金曜日の意味を知ってさえいれば。

ともあれ、「そいつ」は男を見てにやりと笑うと、
蛍光灯を離れ、一枚一枚窓をくぐるように近付いてきました。
あと4枚、あと3枚、あと2枚……

そして。
恐怖で後ずさった男の背中側の窓から、その腕は生えていました。
「！！！！！！！！！！」
肩を掴まれた男の心臓に、もはや悲鳴を上げる余裕すらありませんでした。


「やれやれ、こんな極東の島国に呼び出されるとはな。
　まあいい、願いを言え……って死んでるｗｗちょｗｗまてｗそんな馬鹿なｗｗｗ
　願いを叶えないと魂もらえないって言ってるそばからそこの天使なにしてやがる
　うはｗｗ俺出てき損ｗｗｗ」

89 名前：コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日：2006/02/06(月) 01:49:37 ID:8qZjK4RC0
以上です。

時代を1960年代に限ったのは、
70年代を境に、多くの学校で教師の宿直制が廃止されたからです。
舞台が学校だったのは、
通路（廊下）の両側に窓ガラスがあるという学校建築の特殊性をポイントにしたかったから。

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106 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/06(月) 09:27:06 ID:HwlbTLVJ0
【問題】
座った。
立った。
振り向いた。
座った。
そんな俺をねぎらう言葉に俺は恐怖した。
一体何故？

147 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/06(月) 10:02:29 ID:HwlbTLVJ0
【解説】
あるデパートで用を足そうと洋式便所に腰を下ろした。
目の前にはサインペンで「立って後ろを見ろ」とありがちな落書き。
お約束だなと心の中で呟き一応立ち上がり後ろを見た。
そこには「何やってんの馬鹿ｗｗｗｗｗﾓﾁﾂｹ」と同じサインペンによると思われる落書き。
あまりにお約束の展開に怒る気にもなれず鼻で笑うと
本来の目的を果たすために腰を下ろした俺の視線は自然と扉へ向いた。
そこにはやはり同じサインペンで書かれた「ご苦労さま」の文字だけがあった。
俺はそこで用を足すことをあきらめた。
決して振り返らないように・・・

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156 名前：受験生山田 ◆Q1HEJ5vKsQ 投稿日：2006/02/06(月) 12:29:01 ID:qIQcS/7IO
【問題】
注:亀夫問題です
ある日､僕は大きなﾃﾞﾊﾟｰﾄで迷子になったんだ｡
そんな時､とても大きな地震がおきて､みんながﾊﾟﾆｯｸになっちゃったんだ｡
でも､僕はすぐに両親に会えたんだ｡

みんな､なんでだと思う?

182 名前：受験生山田 ◆Q1HEJ5vKsQ 投稿日：2006/02/06(月) 13:02:50 ID:qIQcS/7IO
【解説】
親です｡うちの子はﾃﾞﾊﾟｰﾄに行くとよく迷子になったんですよ｡
でも､いつも駐車場の車に戻ってるんです｡
育てが良いんですかね?
そんなこんなでその日地震があっても車に戻ってたんですよ｡

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191 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/06(月) 13:24:47 ID:NI2CSEPj0
【問題】
「やっぱりあんなもの何の役にも立たなかったな」
不機嫌な顔で目覚めた男はそう呟くとそれを片付けようとした。
そしてその部屋の入り口で立ち止まるとしゃがみこみ
「前言撤回。でもこんな使い道もあるんだな。しかし・・・」
とそこまで呟くと絶句した。
一体どういうことだろう？

260 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/06(月) 13:56:58 ID:NI2CSEPj0
【解説】
最近金縛りによくあう。
知り合いに相談したところ
部屋の四隅に盛り塩が効果的とのアドバイスを受け実行した。
しかし効果なくその夜も金縛りにあった。
金縛りの後満足に眠れず睡眠不足の侭目覚めた俺は
「やっぱり盛り塩なんて何の役にも立たなかったな」
と呟き盛り塩をトイレに流そうと片付け始めた。
３つの盛り塩を手に取り
最後に入り口の盛り塩を片付けようとしてしゃがみこんだとき
盛り塩の頂が崩れているのに気づき凝視して呟いた。
「前言撤回。でもこんな使い道もあるんだな。しかし・・・」
盛り塩の上には人間のものと思われる無数の足跡があった。

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276 名前：SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日：2006/02/06(月) 19:07:58 ID:8LnLNvWj0
【問題】
大河を進む男。
感嘆する大勢の声を耳に、並んでいた一人の僧侶は、
「なんとケチな男」と罵る。

状況を推理し答えを導いてください。

327 名前：SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日：2006/02/06(月) 19:40:05 ID:8LnLNvWj0
【解説】
大河の前、渡し舟を前に並ぶ人々。
一人の僧が、なにやら呪文を口にすると、大河が割れ、
男一人分の道となった。
男の脚が一歩踏み出すごとに、水は引き陸地が見え、
一歩、道を後にする端から大河へ姿を戻す。
立ち並ぶ人々が驚嘆していると、一人の僧侶が渋面で
「なんとケチな奇跡」と言葉を吐き捨てた。
渡し守が、
「あれは、大変な奇跡だ！なぜそんなことを言うのか？」
と尋ねると、僧侶は鼻を鳴らして答えた。
「懐が浅いではないか？一人分の渡し舟賃だけの奇跡とは！」

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341 名前：デフォルトカラー ◆1Pf2A72tfE 投稿日：2006/02/06(月) 22:01:20 ID:I807FcSIP
【問題】
「約束の場所」

訪問する事は約束ではあったが、命の危険を感じたのでそれを果さなかったら、
相手も事情は知っていたはずなのにすごく怒られた。

さて、一体どういう状況？

456 名前：デフォルトカラー ◆1Pf2A72tfE 投稿日：2006/02/06(月) 23:35:23 ID:I807FcSIP
【解答】
「お約束の場所」

先日若者の集団が無許可で踏み込んだという、怨霊が出ると評判の廃墟。
その若者達は、次々謎の死に方をし、最後の一人が死んだのがつい一昨日のこと。
そして。俺は、今、その事件の取材のため件の廃墟の入り口にいる。

あ～、その、何つーか、ここ本物？何かひしひし来てるんですけど…。
…やっぱ帰ろう。取り殺されたらイヤだし。

その夜、その廃墟の怨霊と思しき霊が俺のところに出た。
廃墟には入らなかったから、殺されることは無かった。

…正座させられた上でホラーの様式美について小３時間程説教されました。
……俺、何か間違ったことしたのか？

今回の元ネタはくりぃむしちゅ～の深夜番組より。『お約束のベタ展開』も
ストーリーテリングには重要ですよね。
その場合語り手の彼は主人公ではないので死にますが。

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475 名前：刀水 ◆TyvGlW6KlM 投稿日：2006/02/06(月) 23:53:22 ID:iYqykaaJ0
【問題】
彼は騒がしいある場所で、その中へ逃げるように入り込んだ。


数分後、彼はその中から出たくなったが、
出たくても出られなくなり、自殺した。

どういうことでしょう？

※解説なし 【参考】 雑談掲示板｢未解決問題｣スレ

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510 名前：捨て飯 ◆Bt6XQpXQgs 投稿日：2006/02/07(火) 01:09:14 ID:AJpj9v+G0
【問題】
未開地の山に現地調査に入っていると二人の現地人が私に接触してきた。
現地人の一人は喜んでいるがもう一人はひどくがっかりしているようだ。なぜだと思う？
あ、ちなみに二人にはそろって最後にはきょとんとしていただく予定。

546 名前：捨て飯 ◆Bt6XQpXQgs 投稿日：2006/02/07(火) 01:21:21 ID:AJpj9v+G0
【解説】
私は現地人が地球と呼ぶ未開の惑星の調査のため、人里はなれた山にUFOを降ろしたのだが・・・
「なあ、あの山に夜になると明かりがちらちらしてることがあるだろ。家も道路も無いところなのに。あれやっぱり心霊現象だよ」
「はあ？アホデスカ？幽霊なんか存在するわけ無いだろが。あれは絶対UFO。光があの山に下りるのみたもん。」
「お前脳みそ洗って陰干ししろ。宇宙人信じてるって小学3年生か」
「おまえこそ。じゃあ確かめようじゃないか」
こうして幽霊肯定・UFO絶対否定の男と幽霊否定・UFO肯定派の2人の原住民は
私にに接触を図り、UFO絶対否定派はその信念を打ち砕かれて絶望したというわけだ。
当然私に会う前後の二人の記憶は消させてもらった。あとでいろいろ面倒なことになると困るからね。

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567 名前：>>514 ◆ONI/cD5ehI 投稿日：2006/02/07(火) 01:39:00 ID:hn9C6WwF0
【問題】
急いでいるはずのAさんだが、ただ足踏みをしているだけ。
なぜ？

610 名前：>>514 ◆ONI/cD5ehI 投稿日：2006/02/07(火) 02:00:33 ID:hn9C6WwF0
【解説】
Aさんは漏れる寸前のところでトイレに駆け込みました。
しかし、ちゃっくが開かなくてズボンが下ろせません、、
Aさんはズボンのチャックを開けようと試みつつジタバタして必死にウ●コを
我慢します。が、時は来てしまいました・・ﾋﾞﾘﾘﾘ・・ﾌﾞﾁｬ　orz

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638 名前：ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日：2006/02/07(火) 15:13:09 ID:S7Sam3VF0
【問題】「メタモルフォーゼ」

「いぃ」から「しぃ」に、「しぃ」から「し」に。そして男は落胆した。

状況を説明してみて下さい。

686 名前：ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日：2006/02/07(火) 16:04:13 ID:S7Sam3VF0
【解説】

女性の乳首には目に見えない皮脂や汚れが詰まってるそうです。
なので経産婦でない女性の乳首は、横から見ると「Ｅ」の字のようにピンとしてます。
出産して母乳が出るようになると、「Ｃ」の字のように変形。全包囲に母乳が飛ばせるようになります。
そしてひとたびそうなると、通常では「し」の字よろしく萎えて垂れるようになり、「Ｅ」には戻りません。
それを知った旦那がorzになってしまったのです。


元ネタは（たしか）内田春菊さんの「わたしたちは繁殖している」からでした。
最初に私が読んで受けたショックを皆さんにも是非おすそ分けいたしたく…ｗ

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696 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/07(火) 19:26:36 ID:RdE2DqIs0
【問題】
土地の売買をめぐって長い間交渉を続けている二人の男がいた。
やがて交渉をまとめるべく買い手側の男は一枚の金貨を見せ「これでどうだろう」と訊ねると
土地の持ち主である老人は「それならかまわない」と笑顔で応じた。
数十分後売り手がわの男は絶望する。
一体何故？

747 名前：　 ◆kKTaYcaggk 投稿日：2006/02/07(火) 20:15:05 ID:RdE2DqIs0
【解説】
土地の売買をめぐって土地を買占めに来た欧州人は土地の所有者である長老にある提案をした。
「ならばこの地図の上のあなたの土地でこの金貨で囲めるだけの部分を100万ポンドで買いましょう」
地図の大半は長老の土地だが金貨で囲めるくらいの土地なら微々たるもの。100万ポンドで買ってくれるならかなりの大もうけだ。
「金貨一枚分の広さの土地ならかまわない。交渉に応じよう」と言った。
その長老の答えを聞くと欧州人はポケットからナイフを取り出すと
慣れた手つきでコインのふちをリンゴの皮をむくようにして切っていった。
十分も掛からずコインだったものは数十センチの金の紐となった。
そしてそれで地図の中の長老の土地の全てを囲んでいった。
老人はたったの100万ポンドで全ての財産を失い絶望したのだった。

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757 名前：SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日：2006/02/07(火) 21:57:31 ID:gj5Ypx9n0
【問題】
私にうつした男にうつすため、私はある女にうつる。

状況を推理して答えを導いてください。

827 名前：SoapDish ◆WiyBm1u4SY 投稿日：2006/02/07(火) 22:46:10 ID:gj5Ypx9n0
【解説】ウミガメ・ハイ
　━━━ウィルスの章━━━
私は、いつのまにか荒野を歩いていた。
大きな門の前で、やっと出会った女の人は、淡々と話し出した。
「あなたは魂だけの存在になりました・・・」
私の死因は、HIV感染していることに気づかないで、インフルエンザに
かかったことだった。

処女なのにエイズ？
私は血友病患者だったため、非加熱血液製剤を摂取していた。
そして父の海外赴任先で暮らしていた時に薬害エイズに感染したのだ。
そんなことを知らずに、私は中学生になっていた。
思えば、家族は私の体をとても気遣っていた。知っていたのだろう。

選べる道は三つ・・・私は復讐の道を選んだ。非加熱製剤を作った製薬
会社？NO、エイズウィルスの入った製剤を見落とした機関？NO！
私は、インフルエンザを私に感染した家庭教師を呪い殺した！
とても気持ち悪い男だった。勉強を教わっているときに、咳き込むので、
額に手を当て気を遣ったら、何を勘違いしたのかいきなりキスをされた。
その時、彼は強力なインフルエンザにかかっていたのだ！
嫌いな男にファースト・キスを奪われたうえ、インフルエンザ・ウィルスを
感染され私は高熱のなか死を迎えた。

そして、私は復讐する。エイズキャリアの売春婦にのりうつり、彼を誘った。
「ゴムをつけないで」というと彼は喜んで従った。
そしてことが終わった後、私は彼に真実を告げた。
「あなた、エイズになったわ！私がエイズであってもうつらないかもなんて
甘い考えは捨ててね。私はあなたにインフルエンザを感染されて死んだ
かつての教え子よ。呪いはかけられたのよ！あはははははははははは」

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838 名前：街の灯の空に ◆HNLd8m8xHM 投稿日：2006/02/07(火) 23:22:39 ID:CGS1jIne0
【問題】「夢であるように」
ほんの数時間前まで彼女は、自室のベッドに横たわりながら
「今、この瞬間が夢じゃなければいいのに」と願っていた
だけどどうだい、今朝の彼女と来たら一通の手紙を握り締め、頭の中で必死に金勘定をしながら
「今、この瞬間は夢であってくれ」と願っている

彼女が置かれている状況を補完し、心境の変化の理由を突き止めて下さい

891 名前：街の灯の空に ◆HNLd8m8xHM 投稿日：2006/02/07(火) 23:48:15 ID:CGS1jIne0
【解説】
深夜、一人自室のベッドで寝ていた彼女の元に、付き合っていた彼が現れた
彼女は酷く驚いた。何故なら、彼は１年も前に死んでいたのだから
「あぁ、これは夢なんだな」
そんな事を、彼の死後ずっと独り身であり続けた彼女は、少しはにかみながら考えた
その夜二人の間にあったことは、あえて割愛

翌日目を覚ました彼女は、一人ベッドにいた
「やっぱり夢だったんだ・・・」
フラフラと立ち上がった彼女は、一通の手紙を見つけた。書かれていたのは、大体このような内容であった
『成仏する前にもう一度だけ、どうしてもあなたに触れたかった。ありがとう』
彼女は知った。昨日の事は、全て夢なんかじゃなかったのだ
そして同時に悔やんだ。夢だと侮り、事前の〝準備〟を怠った自分を・・・
（・・・昨日の事は夢であって欲しい。夢じゃないなら、せめて私の身に何も変化が起きないで欲しい
もし何か起きたら・・・）
彼女の頭で、漠然とした金額の計算式が出来てゆく
「養育費払いにもう一回この世に来いよ、あの馬鹿」

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911 名前：未確認生命体ズ・ゲジゲ・バ ◆8hOR7nFXG6 投稿日：2006/02/08(水) 00:20:41 ID:fB/VgKkK0
【問題】
願いは叶えられた。
世界一の金持ちになった男は、物乞いをしながら死んでいった。
状況を解明してください。

946 名前：未確認生命体ズ・ゲジゲ・バ ◆8hOR7nFXG6 投稿日：2006/02/08(水) 00:38:54 ID:fB/VgKkK0
【解説】
悪魔と取引をした男。
悪魔「お前を世界一の金持ちにしてやろう！その代わり死んだ後魂くれ」
かくて男は9999兆円の最強金持ちになった。
ところが、財布は開かない。カードは使えない。貯金箱も開かない。
せっかくの金を使うことができないのだ。
どういうことだと悪魔を問い詰める。小一時間問い詰める。
悪魔「実はだな･･･お前と同じ契約をした奴がもう1人いてな。
そいつにも9999兆円をやったんだよ」
男「それがどうした！」
悪魔「頭の悪い奴だな、いいか、お前が1円でも使っちまったら
その瞬間お前は世界2位になっちまうだろ？」
嵌められたと思った男は、家財を抱えて質屋に直行する。
が、新品のものですら質入を拒否される。
悪魔「あーそうそう、言い忘れてた　悪ぃ悪ぃ」
男「あぁ！！？？」
悪魔「この前宇宙一の金持ちにしてやった奴がいてな」
男「まさか・・・」
悪魔「そう、そいつの総資産は9999兆１円♪
おまえが2円以上手にすると、そいつとの契約が守れないんだわ」

------------その後--------------------
2つの魂を抱えた悪魔が、喫煙スペースで同僚と話している。
「日本一、世界一、宇宙一ときたら次はなんだろうな？」
「史上最高とかなんじゃね？」

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960 名前：べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日：2006/02/08(水) 01:09:12 ID:kOYlOVE90
【問題】「不実な愛妻家」
彼は目に涙を浮かべつつ、妻に向かって言った。
「いや、私は妾を持つよ」
これが彼なりの妻への愛情の示し方だった。

どういうことでしょう？

991 名前：べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日：2006/02/08(水) 01:24:17 ID:kOYlOVE90
【解説】
イギリス国王ジョージ２世とその妃キャロラインのエピソード。
賢夫人との誉れ高いキャロライン妃との家庭に満足しつつも、
ジョージ２世は複数の愛人を持つ無類の女好きだった。
病に倒れたキャロライン王妃が、死に際に夫に向かって
「あなた、私が死んだらどうか再婚なさって…」と言ったところ、
ジョージ２世は涙ながらにこう言ったと伝えられている。
「いや、私は妾を持つよ」　※しかも原文では「妾」は複数形

つまり「お前が死んでも、私の正妻（王妃）は、生涯お前ただ一人だよ」という、
彼なりの妻への愛の言葉（？）だと解釈できるわけで…。
当時の上流階級独特の感覚、とでもいうのでしょうか。

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