[527] ★★ウミガメのスープ★★527杯目 男女の悲喜劇味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

[527] 527杯目 男女の悲喜劇味■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
15 名前:青目 ◆qI4njD7Tc6 投稿日:2006/01/17(火) 01:35:01 ID:pjJcMi+x0
【問題】
ある雪国の話です。
その町には、古くから続く旧家がありました。
かつては富み栄えた家柄でしたが、今では古い家屋敷が残るのみ。
老いた母親と、息子とで暮らしていました。
ある日、その母親が雪道で足を滑らせて転び、足の骨を折ってしまいました。
自力で動けなくなってしまった母に、息子は言いました。
「母さん、ゆっくり養生してちゃんと治して下さい。昔使っていた離れを用意しますので……」
相変わらずの冷え込みが続き一週間ほどたったある朝、新聞を読み終えた母親が不意に息子を呼びつけました。
「母さん、なんでしょう?」
「……あのね、確かにあたしは老いたけどね、この耳はしっかり働くんだよ」
息子は青ざめました。

事情を説明してください。

30 名前:青目 ◆qI4njD7Tc6 投稿日:2006/01/17(火) 01:45:16 ID:pjJcMi+x0
【解説】
息子は、母親を殺そうとしています。
家の財政の再建のために、母の保険金が必要だったのかもしれません。
連日降り積もる雪が離れの古い建物の屋根に積もり、その重さで建物を押しつぶしてしまうのを待っていたのです。
母が足を折って自力で動けなくなった時、彼はこの作戦を思いつきました。
年老いた母は、雪降ろしの音がしないことから、自分のいる部屋の屋根の雪降ろしが行われていないことに気付いていました。
さらに、新聞に「○○地方 記録的な豪雪」という記事があり、息子の意図を読み、息子を呼びつけたのでした。


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54 名前:ぽむ ◆OBrG.Nd2vU 投稿日:2006/01/17(火) 02:28:17 ID:jMcSb0bB0
【問題】
幸福であるべき世界。

しかしAを前にするとBはすばやく通り過ぎてしまう。
そして復讐のようにBはAを遠くへ押しやる。

残るのは、悲しみか憎悪か、それとも恋しさか。


AとBが何かを答えてください。

112 名前:ぽむ ◆OBrG.Nd2vU 投稿日:2006/01/17(火) 03:03:52 ID:jMcSb0bB0
【解説】
「甘い恋は時間を過ぎ去らせ、そして時間は恋を過ぎ去らせる」


ヨーロッパ(多分)のことわざだったと思います。


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122 名前:空想皇帝 ◆mlX/T/kuso 投稿日:2006/01/17(火) 14:41:12 ID:2TDtUP350
【問題】「きこえるかしら」
ダラ奥の鱈子さんは、しょっちゅう失くし物をする。
使ったものを元の場所にしまわないからであろう。

そんな鱈子さんは、緊急連絡網のプリントもしょっちゅう行方不明にしてしまう。
連絡が回ってきても、次の人に回すためにはまずプリントを探さなくてはならず、
とても、「正確に・且つ迅速に」連絡を回すことはできない。

しかしある日、鱈子さんは、予期せぬ電話連絡であったのにもかかわらず、
きわめて迅速に次の人に伝達することができた。
一体何があったのだろうか?

181 名前:空想皇帝 ◆mlX/T/kuso 投稿日:2006/01/17(火) 15:35:02 ID:2TDtUP350
【解説】
子供が行方不明になった、と市内放送が流れた。
わが子の通う小学校の学区内。わが子と同じ学年。
もしかしたら、クラスメイトかもしれない。
慌てて連絡網のプリントを探し出し、住所の確認をしようとしたが、
連絡網のプリントには電話番号しか載っていなかった。
そこで、放送で伝えられた内容を元に、わが子に聞いてみた。
母「海子のクラスに、坊主アタマの子いる?」
子「うん。亀太郎くん」
母「亀太郎君、今日どんなカッコしてた?」
子「青いトレーナーに黒いズボン」
・・・一致しすぎ。本当に亀太郎君かも…

そのとき、電話が鳴った。
緊急連絡網を使った電話連絡だった。

「今日亀太郎君と遊んだ子がいたら、学校に電話してください」

という内容だった。
手に連絡網のプリントを持っていた鱈子は、
いつもより迅速に次の人に連絡することができた。


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191 名前:味噌がめ ◆kEtPiWuREM 投稿日:2006/01/17(火) 17:58:43 ID:UGG5S0kD0
【問題】「笑顔を下さい」
我に返った私は、人殺しと成り果てた自分の手を呆然と見つめた。
最初は彼女も楽しんでいたはずだ。そう、彼女は笑っていたはずではないか・・・
彼女の笑顔を、それだけを望んでいた私は
死の淵へと彼女の背を押しやってしまったのだ。

直前までの状況を推理して下さい。

253 名前:味噌がめ ◆kEtPiWuREM 投稿日:2006/01/17(火) 18:59:46 ID:UGG5S0kD0
【解説】
男には娘がいた。だが、男は仕事が忙しく、娘とほとんど遊んでやれない。
その日も、男は山ほどの仕事を終え、疲れ果てて家に帰ってきた。
そこへ、つけたばかりの庭のブランコから小さな娘が声をかけてきた。
「パパ! これ、どうやって遊ぶの?」
本当に遊び方を知らなかったのか、それとも父に構ってもらうためにわざとそう言ったのか。
どちらなのか男にはわからなかったが、それくらいなら、と
疲れた体で娘の背中を押して揺らしてやった。
「楽しいかい? 小さなお姫様。それじゃあ、もうパパは休んでいいかな?」
「ダメ、ダメよパパ! 休んじゃダメ!」
ブランコの楽しさか、滅多に構ってくれない父親が遊んでくれる嬉しさか、娘の声は弾んでいた。
滅多に聞けない娘の歓声に負けた男は、言われた通りにもっと押してやる。
娘はそれが本当に嬉しかったのだろう。それが魔法の言葉であるかのように
「ダメよパパ、休んじゃダメ!(No,daddy. Don't!)」と繰り返す。
その声に従って小さな背中を押してやると、娘の声はより高く、より大きくなる。
こんなに喜んでくれているんだ、娘が満足するまでつきあってやろう。
そんな義務感に駆られた男は、疲れきった体と頭で、
ただ娘の声に突き動かされるようにして娘の背中を押し続けた。
ブランコはどんどん大きく、どんどん高く振れていく。
愛しい娘の声もどんどん大きく、どんどん高く響いていく。
「No,no! Daddy! Don't!」
繰り返される娘の声が、いつしか悲鳴に変わっていたことに男が気付いたのは、
ブランコの紐を掴んでいられなくなった娘の体が宙を舞った時だった。


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267 名前:虫〜 ◆GTelB7Jplo 投稿日:2006/01/17(火) 19:26:24 ID:HtNiT+mP0
【問題】
「やってらんねーよ、亀山のヤツ…」
「まったくだ。…さて、こうやって偽装はしないとな」
「ああ、しかし意外と疲れるよな、これ」
「そういう時はムカつくヤツの顔を思い浮かべながらすると自然と力が入って……
 っと、ばれないように陰でやれよ?」
「わかってるよ」

部屋の扉を空けた亀山は言葉を失った。
亀山の目には、どんな光景が映ったのだろう?

318 名前:虫〜 ◆GTelB7Jplo 投稿日:2006/01/17(火) 20:06:54 ID:HtNiT+mP0
【解説】
今日も嫌いな亀山教員の授業をサボり、保健室でダベる生徒たち。
体温計を服にこすりつけ、温度を上げるよう工作している。
嫌いな亀山の事を思い浮かべながら……。


「あいつらはまたサボりか……今日こそはガツンと言ってやる!」
いきり立ち、保健室に乗り込む亀山。
しかしそこで彼が見たものは……
前かがみになって、「亀山ぁ」「亀山ぁ」とブツブツ呟きながら、シコシコやっている

少年たちの姿だった。

「………………」
亀山は静かに扉を閉め、そっと立ち去った。

元ネタ:にざかな「4ジゲン」


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332 名前:ぺんね ◆M2clACoxQA 投稿日:2006/01/17(火) 20:47:59 ID:HfaZGlQL0
【問題】
自殺。それが熟考の上での結論だ。
過ちとはいえ娘と妻をひき殺してしまうというとんでもない罪。
それを思えば司法が与えてくれる刑罰など贖罪には値しない。
己の罪をこれほども重く受け止めていた。
そう世間が認めてくれる死。
私が望むのはそれだけ。それ以外ない。
そのためにはまず、遺書だ。
私はペンをとった。

あれから5年が過ぎた。
私は生きてゆこうと思う。私の犯した罪を受け入れて。

さて、皆さんに問いたいのは、
私が私なりの決着をつけるために何をしたか、
またそのために5年という月日がなぜ必要だったのかと言う事だ。

386 名前:ぺんね ◆M2clACoxQA 投稿日:2006/01/17(火) 21:10:52 ID:HfaZGlQL0
【解説】
酔っ払い運転で私の家族を奪った、許しがたいあの男の罪。
例え何年か塀の中で暮らしたところで許されるはずが無い。
私は獄中のあの男に手紙を書き続けた。

手紙は交通事故で家族を亡くした一人の男の心中を訴えながらも、
図らずも不注意で人殺しとなった男への同情もにじませる内容にした。
不幸と孤独という共通点を軸に粘り強い働きかけを続けるうちに男は返事をよこすようになった。

いくつもの手紙をやり取りし、男の肉筆の手紙が手元に増えるごとに
私はそれを研究し、男の文章のクセと字のクセをどんどん上手に真似る事ができるようになっていった。

男が出所した事も男からの手紙で知った。
その頃には私は完全な男の筆跡と文章で遺書を書く事ができるようになっていた。

男が山中で首を吊って死んでいるのが発見されても、
ポケットの遺書のおかげで警察は己の罪の意識にさいなまれた上での
自殺とみなし簡単な確認作業をするだけだった。

警察をごまかす事が出来ても人殺しは人殺し。私の罪は消えない。
そしてあの男が死んだところで妻や娘が帰ってくるわけでもない。
しかし私には必要だったのだ。私なりの決着が。


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400 名前:竜巻 ◆AF62/fjchw 投稿日:2006/01/17(火) 21:33:59 ID:TxIkgZSu0
【問題】

一人の男が会いに来た。
俺は適当にあしらった。
もう一度男と思いがけない形で再会し、恐怖に震えた。

なぜ恐怖に震えたか、状況を説明してください。

450 名前:竜巻 ◆AF62/fjchw 投稿日:2006/01/17(火) 22:08:47 ID:TxIkgZSu0
【解説】1/2

深夜、仕事を終え自宅のあるマンションへと帰ってきた俺。エントランスを入ったところで足早にマンションから出て行く人とすれ違った。
次の朝、チャイムの音に目を覚ます。疲れと眠気のせいか、面倒だったのでインターホン越しに対応すると、モニターに写っているのは一人の警察官だった。
「昨夜、このマンションで殺人事件が起こったのですが、なにかご存知ありませんか?」
すれ違った人間のことが頭をよぎったが、面倒だったので「何も知らない」と適当にあしらった。
なおも警官はしつこく食い下がるが、何も聞き出せないことを悟ったのか帰っていった。

452 名前:竜巻 ◆AF62/fjchw 投稿日:2006/01/17(火) 22:10:15 ID:TxIkgZSu0
【解説】2/2

その夜、自宅でニュースを見ているとこのマンションで起こった殺人事件のことを取り上げていた。
どうやら犯人も捕まったらしい。犯人の男の顔写真が映し出される。
「今朝の警官やないか!」
昨夜顔を見られたとでも思ったのか、はたまた警察に目撃情報を流したりしないか気になったのか…。犯人は警官になりすまして俺のところに来たということか。もしあの時ドアを開けていたり、男を見たなんていっていたら俺は……

以上、今田耕司さんが以前にテレビで話していた自身の体験談が元ネタです。


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468 名前:こっくりこっくりこっくり ◆zeX0LUnepU 投稿日:2006/01/17(火) 22:23:09 ID:BlDanIhS0
【問題】
あなたがあたしを愛してくれるといったから。
他の男どもは高価なものちらつかせてあたしを釣ろうとしたけど
そんな見え透いたことしないあなただったから。
なにもかも捨てて、もっかいあなたのところにいったのに。
なんであなたはあたしを見てくれないの?

瞬札おkです
あたしのやっちゃったことを考えてください。
わかったかたは、誘導質問をおながいします

511 名前:こっくりこっくりこっくり ◆zeX0LUnepU 投稿日:2006/01/17(火) 22:50:32 ID:BlDanIhS0
【解答】
あたしはかぐや姫。
じいさまが5人の若衆に、入手困難な品物を申し付けた。
破産した男もいたわ。
そんななか、あたしの噂をきいた帝があたしを宮廷に呼ぶことになった。
帝はあたしを見てかなり気に入ったみたいだったし、
あたしも帝を好きになった。
でも、あたしが月に帰らなくちゃいけないときも、近づいていたの。
月からの迎えの牛車に、帝が「帰って来い」って叫んだとき、
あたしは地球に帰る決心をしたのよ。
だって、愛していたんですもの。
月の使者は、地球に帰るのを許してくれた。
そのかわり、地球人らしさを何もかも捨てて、という約束をしちゃったの・・
あたしは地球に戻ったわ。
愛する帝の顔をみたわ。

・・・恐怖に引きつっていたわ。
忘れてた・・。
あたし、地球人からみたらエイリアンだったのよね・・。
さよなら、帝・・・・・


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528 名前:まみまみ ◆Mami/3G25s 投稿日:2006/01/17(火) 23:08:46 ID:xE9lMHAR0
【問題】「料理人・海原の死」
男の名は海原雄亀。趣味は料理。
他に何一つ取柄のない彼だが、
料理に関してだけは、趣味とはいえプロ顔負けの腕前を持っていた。

ある冬の寒い日、そんな男の遺体が自宅アパートから発見された。

男の死因は餓死。
密室状態の部屋には摂取可能な水や食品が残されていたため、警察は事故または自殺と推定。
また、部屋に残されていた預金通帳の残額が急激に減っていたこと、
金が引き落とされたのと同時期に男が一人で高級ホテルや料亭などに出入りする姿が目撃されていたことから、
男が何らかの事件に巻き込まれた可能性もあると見て捜査を進めている。

近所に住む人は、彼の妻亀子が男を殺したのではないかと噂しあった。
亀子は必死に否定したが、誰も亀子の声に耳を傾けなかった。


男の死の真相、そして近所の住人が何故妻を疑ったのか、わかるだろうか?

705 名前:まみまみ ◆Mami/3G25s 投稿日:2006/01/18(水) 00:42:41 ID:fR2Dw6/d0
【解説】
男は失業してから妻の収入で暮らす主夫の身だったが、その状況をプライドが許さず、ストレスを溜め込んでいた。
それがある日爆発し、口論の末、妻を殺してしまった。

妻の遺体を押入れに隠し一息ついた男だったが、
普段であれば食事を作る時間になっても、料理をする気がまるで起きなかった。
男は妻を殺した後で疲れているのだろうと思い、外に食べに行くことにした。
自分の作る料理が既に有名店レベルであったので、それよりいいものを食べようと、
妻の預金で高級ホテルのレストランや高級料亭に行ってみた。
しかしどんな高級料理も、まるで美味しく感じられなかった。
一口食べては店を出て、というのを繰り返し、何軒目かの料亭で、
「ここも駄目だな、これなら俺の飯の方が1000万倍美味いだろ、なぁ亀子……」
いつものように妻の名を呼んでしまった時、彼はようやく気付いた。
食事がまずいのは、いつも隣にあった妻の笑顔がないからなのだ、と。
思えば、料理を始めたのも、妻が料理の下手な人だったからだ。
毎日料理をしていたのも、自分の料理を妻が美味しいと言ってくれたから。
いつも笑顔で、文句の一つも言わず、失業した自分を支えてくれていたのに、
それに感謝するどころか、自分のつまらないプライドのために、自分の手で殺してしまった。
男は激しい後悔に襲われ、妻の遺体の傍で泣いて赦しを請うた。
何日も飲まず食わずで男は泣き、遂には衰弱死した。

ところで、殺された妻は、幽霊となり男に取り憑いていた。
だが、男には霊感がなく、妻は男に何も伝えられなかった。
妻が何度「赦す」と言おうとも、男は泣き続けた。
目の前で夫が衰弱してゆくのに、実体のない妻は何も出来なかった。

男の遺体の傍に男が殺したと見られる妻の遺体があったこと、
「赦してくれ亀子」と泣き叫ぶ声が男の家から毎夜聞こえたこと、
そして料理が得意なはずの男が衰弱死というミスマッチに、
近所の住人は殺された妻が夫を呪い殺したのだと噂した。
妻は必死に否定したが、やはり妻の声は誰にも届かなかった。


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732 名前: ◆Booon/H0vE 投稿日:2006/01/18(水) 01:27:56 ID:G+RgesOW0
【問題】「家族」
とある、Aという男がいた。
彼の息子はとても珍しい病気にかかっていたが、
米の権威のある医者に見てもらい、なんとか手術を受けさせて無事治ったのだった。
しかし、日本に帰ったその直後、父は事故死してしまった。
遺書を残して。

彼はなぜ死んでしまったのでしょうか?

812 名前:◆PSBa/i4Pz6 投稿日:2006/01/18(水) 02:43:05 ID:G+RgesOW0
【解説】
Aの息子は数万人に一人という難病にかかっていた。
治療法がないというわけではなく、その手の権威に頼めば治るのだ。
しかし、そのためには渡米の費用、宿泊代、手術費などで途方もない3000万という巨額が必要だったのだ。
さらに、あと2週間以内に手術をしないと危ないという状態だった。

悩みに悩んだAは、息子のためとは言え銀行強盗をする決意をしたのだ。
そして、インターネットにて有志を募ると、Aも含め3人の人が集まった。
3人は綿密な打ち合わせの末強盗を決行、無事お金を手に入れたのだった。
しかし、ここでなんとAがお金を持ち逃げしたのだ。

ここでお金を持ち逃げされた後の二人は当然のようにAを探し始める。
なんとかお金を用意したAは、それを元に息子を無事渡米させ、手術を受けさせることに成功させたのだった。

しかしAにはまだやることが残っていた。
血眼になってAを探していた強盗仲間は、ついにAを発見する。
そう、Aは日本に残っていたのだ。
Aを捕まえて金の在り処を聞き出そうとした強盗仲間たちだったが、結局Aが居場所を言わないことに腹をたて、
事故に見せかけて車で轢き殺してしまったのだ。Aは死ぬ瞬間に笑っていた。

そのころ、手術に成功した息子は父親がいないことに気づく。
父親はどこに言ったのと聞くが、家族の誰もAが日本に残った理由を聞かされていなかったので、
とりあえず一刻も早く息子の顔をAに見せたくて、退院と同時にすぐに我が家へ帰った。しかし、そこにはAの姿はなく、変わりに遺書と生命保険証が入った袋がテーブルに置いてあった。

遺書には、「この手紙が読まれるころには、私はこの世にいないだろう。
      私は、息子のためとは言え銀行強盗という愚かなことをしてしまった。
      私の保険金の3000万が降りたら、その銀行にお金を返してほしい。 
      保険金が降りるまで待っていたら間に合わなかったんだ、許してくれ。
      なお、銀行強盗を実行した仲間の名前は△△と××だと、警察に知らせてくれ。
      ○○(息子)、無事に治ってよかったな。」
と書かれていたのだった。そう、Aは日本に残って強盗仲間にわざと殺され、その保険金でせめてもの罪をぬぐおうとしたのだった。


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825 名前:味噌がめ ◆kEtPiWuREM 投稿日:2006/01/18(水) 15:29:54 ID:cIMN0Zza0
【問題】「コン、コン」
職場にいたら真夜中にノックの音。ほんとにびっくりしたよ。
まああんな時間にノックの音がすれば誰だって驚くだろうけどさ。
しかもその音、ずーっと続くんだよ。コンコンコンコン・・・って。
何十分だか後にやっと止んで、不安に思いながらもその日は寝たわけ。
そしたらまた次の日、同じ時間にコンコンコンコン・・・って音がするんだよ!
ああ予想はしてたさ、そうじゃないかと思ってはいたけどさ・・・!
ここ何日かずっとそんなんだったんだよ、もう僕怖くて。
このままじゃ安心して寝てられないよ!どうすればいいいんだろう?
なんて思ってたら、昨日は音がしなかった。何で?

【亀夫問題です。質問は「僕」にどうぞ。
 お見合いのようなので複数質問щ(゚Д゚щ)カモーンです】

948 名前:味噌がめ ◆kEtPiWuREM 投稿日:2006/01/18(水) 17:28:56 ID:cIMN0Zza0
【解説】
僕、実は今世間で騒がれてる連続殺人犯なんだ。
時々お持ち帰りすることもある。食べる用とか、観賞用とかに。
その日は神社で夜食を食べてたんだけど、境内で音がするのに気がついた。
コン、コン、っていう、ノックみたいな音。
そっと外を覗いた僕は、そりゃあもう驚いたね!
いや、蝋燭頭につけて白い着物に鉄下駄っていう、レトロな丑の刻参りスタイルにじゃなくてさ。それも驚いたけど。
彼女が釘打ってる御神木、あの辺って僕のゴミ捨て場なんだよ!主に生ゴミの。
注連縄があるから誰も入って来ないし、御神木の栄養にもなるしでちょうど良かったんだ。
その埋められてるゴミを、うっかり彼女が見つけちゃうと困ったことになる。
なにせ僕が殺したのって1人や2人じゃないからね。
警察にばれちゃったら、まず間違いなく死刑だよ。
殺しちゃおうかとも思ったけど、彼女がここに来てるのを誰も見てないとも限らないしなあ。
そしたらここの神主の僕に容疑がかかっちゃうかもしれないし。
どうしようかしばらく迷って、やっぱ殺しちゃおう、と思った昨日に限って彼女は来なかった。
あれ、どうしたのかな、風邪かな−なんて思ってたんだけど、今日のニュースで納得したよ。
御神木に打ち付けられてた写真の人。あれ、昨日の僕の夕飯だったんだね!


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968 名前:オハヨーゴザマス ◆uUcqid1KvM 投稿日:2006/01/18(水) 18:25:46 ID:3ga3YQ0Z0
【問題】

男女が暗がりで顔を4〜5cmまで近づけ、何か小声でささやきあっている。
彼らに「恋人ますか?」と聞いたところ、「ノー。恋人ません」とのこと。
では彼らの関係は何なのでしょうか。

993 名前:オハヨーゴザマス ◆uUcqid1KvM 投稿日:2006/01/18(水) 19:05:50 ID:3ga3YQ0Z0
【解説】
ホテルの宿泊客と従業員ですた。
夜だったので、他の宿泊客の迷惑にならないように小声で
ドアをはさんで5cmほどの距離で話していたんです。


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