[474] ★★ウミガメのスープ★★474杯目 マタンゴ風味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

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15 名前:梅うさ ◆rAeawWCfkU 投稿日:2005/08/05(金) 20:55:20 ID:iZDnQjVDO
【問題】
彼のそっくりさんを見ると女はきゃあきゃあ喜んだ。男は微笑ましくその様子を眺めていた。
ある時偶然彼に遭遇。男の後ろを通り過ぎていった。女は気づいて、きゃあと叫んで倒れてしまった。
男は振り向いて彼をやっつけた。

彼の正体を明かし、状況を説明して下さい。

53 名前:梅うさ ◆rAeawWCfkU 投稿日:2005/08/05(金) 21:24:11 ID:iZDnQjVDO
【解説】
女はミッキーマウスが大好き。
あるとき部屋にネズミが出た。ネズミが大の苦手の彼女は気絶してしまった。
男はネズミを退治した。


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89 名前:石鹸 ◆pnLUXxrlWg 投稿日:2005/08/06(土) 00:14:09 ID:gCVjV2N10
【問題】
「結構目立ってたよ」
友達のメールを受け取った私は、
一枚の紙切れを手に複雑な気分。

一体どういうことでしょう?

140 名前:石鹸 ◆pnLUXxrlWg 投稿日:2005/08/06(土) 00:57:58 ID:gCVjV2N10
【解説】
ある映画の公式サイトで、エキストラを一般から公募していた。
主演俳優の大ファンだった私は、一も二もなく応募。
だが、撮影当日、私は熱を出してダウンしてしまった。
もちろん撮影には行けなかった。

そのうち映画は完成し、試写会に行った友人から感想メールが届いた。
「そうそう、エキストラ、具合が悪くて行けないって言ってたけど、
あんたしっかり行ってたんじゃん。主役の近くにいたんで、結構目立ってたよ」
あの日は確かに熱を出して寝込んでたはず。
そういえば、夢うつつに大勢の人の中にいたような気がしたけど……
私の生霊がエキストラに参加してたってこと?

映画の前売り券はゲットしてあるけど、
どんな顔をして見に行ったらいいものか……。


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157 名前:ハンスワン ◆jL3Wm4N5/s 投稿日:2005/08/06(土) 10:47:56 ID:ahpKgPMD0
【問題】
あちらは血を吐く、こちらは火吐く、可愛い私はカタカナに。
ひとり地獄に落ちゆくワタシ、地獄くらやみ花も無き。
ワタシを叩くは誰の涙か、シミの繁茂(はんも)の黒き跡。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内はいらぬ、地獄道程死あるのみ。
河のなかにゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
夏が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。
上にや光、下にゃ影が、可愛いワタシに醜い傷跡。
啼けよ、鶯、荒野の雨に妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が血の河ひびき、浮かぶ風船弾け消ゆ。
地獄剣山赤くもめぐる、布(ぎれ)を引きずるひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、波紋の中心その位置を。
ワタシに残った独つ(ひとつ)の遺産、可哀い悲劇のめじるしに。

「ワタシ」は誰?


※解説:480杯目の215
215 名前:ハンスワン ◆jL3Wm4N5/s 投稿日:2005/08/25(木) 03:24:05 ID:T1tZuvr90
・可愛い私はカタカナに→被爆地としての「ヒロシマ」
・シミの繁茂(はんも)の黒き跡→黒い雨
・河のなかにゃいくらほど入れよ→河に入って亡くなった人は多い
・夏が来て候(そろ)→8月6日は夏の盛り
・上にや光、下にゃ影が→原爆の閃光の下で多くの人が亡くなった
・可愛いワタシに醜い傷跡→多くの被害
・風船→川に浮いた遺体の腹部にガスが溜まり膨れている様子
・剣山→爆風で突き刺さったガラスの破片
・布(ぎれ)を引きずるひとり旅→火傷で皮がむけ、布を引きずっているように見えた
・波紋の中心その位置を→爆心地
・ワタシに残った独つ(ひとつ)の遺産→原爆ドームは世界遺産になった

というわけで「ワタシ」は「ヒロシマ」のことでした お粗末



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182 名前:桃@週末の灰塵 ◆.8MfI4f6zs 投稿日:2005/08/06(土) 20:20:41 ID:N+kNE6X50
【問題】
ある本を読んで大笑いしていた人物が、
その本を読み終わると、真っ青になった。
一体どういう状況だろう?

250 名前:桃@週末の灰塵 ◆.8MfI4f6zs 投稿日:2005/08/06(土) 21:15:21 ID:N+kNE6X50
【解説】
「バカ地図」という本があります。
各地の皆の認識を統合したり、
各個人の記憶に頼って日本の白地図を埋めよう、という企画本。(のようなもの)
これがまた日本が凄いことになってる。最早日本じゃなくなってる。
「新潟長っ!チリかよ!」
「びわこは池か!近畿の水瓶は池か!?」
ひとしきり笑って読み終わった途端、自分を襲う猛烈な不安。

…いや、笑いに笑ったけど白地図埋める自信ないよな。この本といい勝負しちゃうかも。
他人事じゃないと気付いて顔から血の気が引きましたとさ。

皆さんはどうですか?
ご参考: ttp://www.chakuriki.net/


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262 名前:べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日:2005/08/06(土) 23:15:47 ID:9Ti4DAaD0
【問題】「Do It Yourself」
次は自分の番かもしれない。
恐怖におののくA教授は、当局に掛け合ったが、にべもなく断られた。
「先生、残念ながら、こちらでは対応しかねます」
「しかし…!」
「無理なものは、無理です」
「…もういい! 自分でなんとかする!」

教授は、何を断られたのでしょう?
状況説明とあわせて、よろしくお願いします。

288 名前:べっこう飴 ◆RluEohmUAM 投稿日:2005/08/06(土) 23:36:27 ID:9Ti4DAaD0
【解説】
某国立大学でのお話。
ある年、その大学の某学部では、
半年の間に3人もの教授が立て続けに亡くなるということがあった。
元々、この大学は、江戸時代の奉行所の牢屋敷跡で
(幕府時代の役所関係の土地は、後に国有地になっていることが多い)
敷地内には曰くありげなお地蔵さんや祠があるという場所。
これは偶然とは思えない、きっとなにかの祟りに違いない、また死者がでるかも…と
恐ろしくなったA教授は、「お払いをするべきだ!」と当局に掛け合ったのだ。
しかし、国立大学なので、そのような宗教儀式に公金を支出するわけにはいかない。
結局、A教授は自腹で大学のお払いをしたらしい。
その後、死人はパタリと途絶えたとか、途絶えなかったとか…?

ちなみに、母校に伝わる実話?です。


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309 名前:ミラクル・シーア ◆FlashGXlQw 投稿日:2005/08/07(日) 00:16:50 ID:/ItryyB00
【問題】
今日は楽しい誕生日。私が祝うのは3回目ね。
おめでとう!今年も私からプレゼントよ。

今年のプレゼントはどれにする?
あら嬉しい、それを選んでくれるなんて!

彼は嬉しそうにスープを作る。
でも、私はそのスープは食べられないの。

彼は震えながらスープを食べる。
私はそれを見ているだけで幸せだわ。

彼が震えている理由と私が幸せな理由を考えてください。

394 名前:ミラクル・シーア ◆FlashGXlQw 投稿日:2005/08/07(日) 01:26:50 ID:/ItryyB00
【解説】
今日は彼の誕生日。彼がいそいそと私に会いに来る。
おめでとう。今年こそ、私の望むプレゼントを受け取ってね。

私は3年前、彼に殺された。
ここは大きな冷凍室。
私の体は彼の手で引き裂かれる。
「さて、今年もプレゼントをもらおうか…どこが良いかな?」
毎年、私の体をスープにして、誕生日のごちそうとして食べるのだ。
それが私からのプレゼントなんだそうだ。
彼は私を心から愛していて、だから私を殺して冷凍し
自分の記念日に少しずつ食べているのだ。
彼は少し迷うと、私の子宮を取り出して、外に持って行く。

彼が子宮を丸ごと入れたスープを皿に入れ、いそいそと戻って来た。
テーブルをセットし、ご苦労なことに厚着して、
このマイナス60℃の冷凍庫の中で震えながら、わざわざ私の前で食事をする。
私が生きている時には一緒に食事をできなかったから、と。

だが、彼は気付いていない。
私は殺された時、私の恋人の子供を身ごもっていた。
私の体は腐ってないが、私と子供の恨みが、子供の小さな体を腐らせ
3年間の歳月をかけて、即効性の毒に変えた。
だから私は楽しみだった。彼が今年は子宮を選んでくれるよう、祈ってた。

まだ彼は気付いていない。震えながらスープを食べている。
ああ、彼が大きく震え出した。そろそろ毒が回ってきたのだろうか?
ふふふ、血の泡が口の端に見えてきた。なんて幸せな気分なんでしょう。
うふふ、彼がのたうち回り始めた。いやだわ、よだれなんかたらしちゃって。
私は初めて彼に微笑みかけることができた。


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409 名前:永遠 投稿日:2005/08/07(日) 02:09:03 ID:iMgPEkTr0
【問題】
格安で中古の大型冷蔵庫を手に入れたためにそのレストランは潰れた。
いったいなんでかな?

449 名前:永遠の初心者 ◆fT15n.6GzQ 投稿日:2005/08/07(日) 02:46:23 ID:iMgPEkTr0
【解説】
その冷蔵庫は米軍の払い下げ品だったんだけど
ベトナム戦争の最中本国へ送るあまりにも死体が多かったために
本来の保冷庫だけじゃ足りなくてその冷蔵庫も使われてたんだって。
そしてその冷蔵庫を買ったのその店にはたくさんの米軍兵士が出るようになたんだって。


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456 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/07(日) 06:37:37 ID:nOaPSpnk0
【問題】
今が思春期真っ盛りな女子中学生の花子さん。
ただ、漢字がニガテで国語は赤点ばかりとっていました。
そこで、漢字の勉強と花嫁修業とを兼ねて習字をはじめました。
花子さんは才能があったらしく、めきめきと上達しました。

ある日、習字の先生が花子さんを褒めた途端に花子さんは
「そんな・・・ひどいです!」と言って泣き出してしまいました。
さて、何故花子さんはほめられたのにも関わらず、泣き出してしまったのでしょうか。

505 名前:T ◆/EuGURXgUY 投稿日:2005/08/07(日) 08:26:14 ID:nOaPSpnk0
【解説】
漢字がニガテな花子さんは、先生が「(偏の)ニクヅキがいいですね」と褒めたのを
偏の「ニクヅキ」という言葉を知らなかったために、
「花子さん自身の肉付きがいい」と言われたと勘違いしてしまったわけです。


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517 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/08/07(日) 10:08:50 ID:jt1ro71t0
【問題】
「だめだ!」
親父の一言の後、俺は悔し紛れにお菓子を口に放り込んだ。

状況を説明してください。

554 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/08/07(日) 10:34:59 ID:jt1ro71t0
【解説】
「だめだ!ここの丸みが欠けてる!0円!」
完璧かと思った自信作を突っ返された俺は
悔しさと一緒に味のしない型抜き菓子を奥歯でかみ締めた。


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566 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2005/08/07(日) 10:47:07 ID:sgIVjBZ10
【問題】
村から少し離れた新しく出来たばかりの一軒家に旅人が宿を借りることとなった。
翌朝、その家の主人と旅人が飯を食べながら話をしている。
「さすが名家ですな。きのうの夜はいいものを見させてもらいましたよ」と旅人。
「それはよろしかったですな、他には何か見られませんでしたか」
と尋ねる主人に旅人は頭を振って。
「何も見なかった」と告げた。
「そうですか、それは良かった。きっとよい旅になりますよ」
安心した顔をした主人にそういうわれ旅人は笑顔で
「間違いありません」と答えた。
一体この場面にはどんな背景が隠されているのだろうか?

618 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2005/08/07(日) 11:15:49 ID:sgIVjBZ10
【解説】
その家の主人は通りすがりの旅人を家に泊めては寝込みを襲い
虐殺して金品を略奪することを生業としていた。
ある夜その家に江戸から来たという商人の一家が宿を借りる。
主人はいつもどおりその一家を殺し金品を巻き上げる。
さすがに江戸の大店の一家だけあり手に入れた金子で男は傷んできていた家を改修し、立派な家を建て商売を始め、あくどい稼業から足を洗った。
ある朝一夜の宿を貸してやった旅人が主人に不思議なことを言い出した。
「さすが名家ともなれば座敷わらしというものがすんでおるのですな。大変いいものを見させてもらいましたよ」
旅人の話によるとよるふと目を覚ますと枕元に少女の霊が立って彼のほうをじっと見つめていたという。
旅人の説明を聞く限りどうやらあの時殺した大店のおさない娘と姿かたちが一致する。
主人は旅人にほかに何か人影は見なかったと尋ねる。
もしほかに人影を見ていたら主人の犯していた罪にこの旅人が気づく可能性がある。
そんな主人の心配をよそに旅人は能天気な顔をして
「何も見なかったと」首を横に振った。
その言葉を聞くと主人は安堵の表情を浮かべ
「そうですか、それは良かった。そんな縁起の良いものを見たのならきっとよい旅になりますよ」
とつげ男を見送ったのだった。


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647 名前:(qvp) ◆1Np/JJBAYQ 投稿日:2005/08/07(日) 18:08:35 ID:N2C+qsYl0
【問題】
男は操られている。そして、キノコにあたって死んでしまった。
これはどういうことか?説明して頂きたい。

684 名前:(qvp) ◆1Np/JJBAYQ 投稿日:2005/08/07(日) 18:27:19 ID:N2C+qsYl0
【解説】
男とはそう、知る人ぞ知るその男。マリオである。
操られているとは勿論操作されていることであって、
キノコ=クリボーに接触し、GAME OVER となった。


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703 名前:ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日:2005/08/07(日) 19:16:14 ID:ilVyIlg60
【問題】
花に囲まれた恋人達、
全裸で横たわる彼、
笑顔でそれを眺める彼女、
そして世にも美しき大輪の薔薇が咲いた。

………何があったのでしょうか?

815 名前:ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日:2005/08/07(日) 22:05:30 ID:ilVyIlg60
【解説】その一

とある街に一軒の花屋があった。
若い女性店主1人で切り盛りしている小さな店だったが、その実、業界で知らぬ者はないほど有名な店だった。
というのも、この店で扱っている花は、その全てが他店の花など比較にもならぬほどに美しかったからで、
しかも、その栽培法は店主の秘訣らしく、他の者達がどんなに工夫しても再現は不可能だった。
外国からの注文も頻繁に入るこの店、その気になれば世界一の店になるのも容易いはずなのだが、
何故か店主は小さな店のまま、従業員すら置かずに経営していた。

ある時店主は夜道で3人の暴漢達に襲われたが、たまたま通りがかった若者に助けられ、事無きを得た。
それをきっかけとして2人は交際するようになり、数ヶ月が経過した。
ある日、若者がふと彼女に問うた。

「そう言えば君の店の花は凄く綺麗だけど、どんな秘訣があるの?」

816 名前:ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日:2005/08/07(日) 22:06:15 ID:ilVyIlg60
【解説】その二

店主は答えたがらなかったが、彼がどうしてもと食い下がるので、渋々教える事にした。

「それじゃ教えてあげるけど、私のこと嫌いにならないでね…。」
「勿論さ!ありがとう!!」

そうしておいて、後で彼は実家と連絡を取った。

「あ、父さん?やっと秘訣を教えてもらえる事になったよ。これでウチの店も安泰さ!」

実は彼は大手の花屋の跡取り息子で、彼女の店の秘訣を盗むために近づいたのであった。
やっと狙いの獲物が手に入る喜びに有頂天になった彼は、背後の物陰に彼女がいる事になど気付きもしなかったのだった…。

817 名前:ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日:2005/08/07(日) 22:07:01 ID:ilVyIlg60
【解説】その三

その夜、とある倉庫街にて彼女と待ち合わせをしていた彼は、突然スタンガンを食らい失神し、
気付けばどこかの倉庫の中で、妙な棺の中に全裸で閉じ込められていた。
全身が微動だにしない事に混乱する彼の目の前で棺の蓋が持ち上がり、笑顔の店主が中を覗き込んできた。

「起きた?じゃあさっそく私のお花たちの秘密を教えてあげるわね。」

その言葉に彼が周りを見てみれば、倉庫の中一面に美しい花々が満ち溢れていた。
こんな状況ながら、感動を通り越して畏怖の念まで覚えていた彼は、次の瞬間戦慄した。
それらの花々の植えられているガラス鉢の中に、それぞれ生物の死体が、根に縛られて入っていたからである。

「これが秘密。つまり生き物の死体に直接種を植付けてるから、私のお花たちはあんなに綺麗なのよ。
  よく見て貰えれば判ると思うんだけど、『養分』にする生き物が高等な生き物であればあるほど、
  そして鮮度が良ければ良いほど、それだけ綺麗な花が咲くの。最近ではこれが一番の出来かしら…。」

彼が絶叫を上げなかったのは、彼女が彼の体に何らかの処置をしたからであろう。
でなくば、彼女が指した凄絶に美しい3輪の花の、その根元に横たわる3体の人間の死体を見た時点で、
確実に倉庫中に響き渡るような悲鳴が放たれていただろうから。

818 名前:ディンペルモーザー ◆5ekt01FdHc 投稿日:2005/08/07(日) 22:07:40 ID:ilVyIlg60
【解説】その四

「覚えてる?あの夜私を襲った人達よ。後で彼らから教えてもらったんだけど、
  この人達、あなたにお金で雇われてたんですってね。私を脅かすように、って。
  クスクス…愛してる、ですって?男なら当然の事、ですって?これでウチの店も安泰さ、ですって?
  本当に汚い人…でも、許してあげる。だって貴方は私に実験をさせてくれるんだもの。
  一度試してみたかったのよ、生きた人間に種を植付けたら、一体どれくらい綺麗なお花が咲くのか。」


「いらっしゃいませ。
  あぁ、この薔薇ですか?凄いでしょう、ちょっと育て方を変えてみましたの。
  よろしければいかがです?お安くしておきますわよ。
  え、やめておく?あんまり綺麗過ぎて怖い?まあ、それは残念。またのご来店を心からお待ちしておりますわ…。」


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831 名前:ォヵ(*゚ー゚)ェリ ◆CoWYE8rCvs 投稿日:2005/08/07(日) 22:37:06 ID:2KMHUD3b0
【問題】[Chicken Step]
あれほど入念に瑕疵のないものを選抜したのに、
今私は選び抜いたそれを傷だらけにしている。
決して、傷だらけにしたいと望んでいるわけではないのに。

私は何をどういう理由で傷だらけにしているのでしょう?

884 名前:ォヵ(*゚ー゚)ェリ□□□ ◆CoWYE8rCvs 投稿日:2005/08/07(日) 23:09:26 ID:2KMHUD3b0
【解説】
本屋で雑誌を購入。
一番上のは、みんなが手に取るからちょっとヨレてたり、端っこの方とか折れてたりするんだよね。
ちょっと下の方からとるのがポインツ。
あれ?これもちょっと今イチかも? んじゃその下の…うん、これならキレイ。
こうして私は、並んでいる中で一番状態のいいものを選んで、レジに持っていった。

袋から雑誌を取り出し、楽しく読んだその後。
私はその雑誌を小脇に抱えたまま、コンビニに入ろうとした。
そのコンビニには、私が今小脇に抱えているこの雑誌と同じものが売られている…。
いや、今持ってるこの本は、さっき本屋で買ったヤツですよ、ええ。
今ここで手にとって小脇に挟んだんじゃなくて!

「もともと持っていたもの」であることをアピールすべく、
私は雑誌をちょっと丸めて「適度な使用感」を出してからコンビニに入ったのであった。


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896 名前:鬼殺し ◆k1zJMSrGss 投稿日:2005/08/07(日) 23:56:04 ID:CD66IYBs0
「電話」
【問題】
一人の男の後ろに一人の女。
二人は歩きながら電話を通じてどうやら口論しているようだ。

いったい彼らは何を話しているのだろう?

949 名前:鬼殺し ◆k1zJMSrGss 投稿日:2005/08/08(月) 00:50:28 ID:Ksvzp+JS0
【解説】
女性の正体はメリーさん。
彼女は先日、この目の前の男に憑いたのだ。
が、しかし。この男メリーさんがそらもう気合を入れて
「もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろにいるの……!」
と言ったにもかかわらず。
「ふーん。あっそ」
と言ってのけたのだ。
後ろを向かないと相手を殺せない=くっついてなければならない。
よって彼らは今日も続けるのだった。

「後ろ向けっつってんだろ! ほら! 向け! 早く!」
「ふーん。あっそ」


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973 名前:Camael ◆fuaQPLQ/I6 投稿日:2005/08/08(月) 01:58:26 ID:I9UYjc/t0
【問題】「ペチカ」
地面に灯油をまき、火を放つ。
この作業を何度も繰り返す男たち。

彼らは何をしているのでしょう。

999 名前:Camael ◆fuaQPLQ/I6 投稿日:2005/08/08(月) 02:15:05 ID:I9UYjc/t0
【解答】
彼らは冬のシベリアで墓堀作業をしている。
凍った地面に灯油をまいて、火をつける。
油がなくなると、その部分の水と土を除き、
油を追加して、また火をつける。
棺の入る穴が出来るまで、それを繰り返さなければならない。

ゴミ捨て場や井戸も、実はこうやって掘ってるのかもしれませんね。
元ネタでは墓堀のみ書いてありましたが…


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