[432] ★★ウミガメのスープ★★432杯目 伝説の一品 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
17 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/04/08(金) 23:48:27 ID:WBZ9V76m0
【問題】
"彼"には夢があった。
男は長い間"彼"の思いを踏みにじってきた。
そして仕事一筋だった男はピアノを習い始めた。

元ネタありのため、ご存知の方はROMか誘導をお願いします。

89 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/04/09(土) 00:26:39 ID:Ok0v27nf0
【解説】
男は中年の真面目で仕事熱心なサラリーマン。
若い頃から仕事一筋で働いてきたのだが、
過去に右脳と左脳を切断する分離手術を受けていた。
ある日検査により、切断された右脳には別の意思が育ち、
その"彼"(=男の右脳)の夢がピアニストになることだったと知る。
長年の間、"彼"の夢をないがしろに続けたことを悔いた男は
つぐないのためにピアノを習い始め、一生懸命に練習し、
ピアニストとして舞台に上がることを目指したのだった。

95 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/04/09(土) 00:31:37 ID:Ok0v27nf0
【追記】
分離手術を行うとこういったことがある話は元ネタ以外でもどこかで。
ちなみに人間の優先脳は左脳だそうです。
右脳の意思の検査はおそらく
優先して働く左脳を睡眠状態にして行うものだったと…
元ネタすらうろ覚えで…


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
105 名前:よしだ ◆joAG2HznBs 投稿日:2005/04/09(土) 00:40:25 ID:CwAMNe07O
【問題】
Sは不思議に思っていた。
というのも、毎朝出勤すると机の上には昨日間違いなく片付けたはずの仕事道具が置いてある。

ある日、Sの机に置いてあるそれを見た同僚は大喜びで駅へと向かった。

しかし同僚の期待は叶わなかった。彼は全くの勘違いをしていたのだ。
その勘違いは偶然が重なった結果により、引き起こされたものである。


状況を補完して下さい。

158 名前:よしだ ◆joAG2HznBs 投稿日:2005/04/09(土) 01:24:05 ID:CwAMNe07O
問題>>105
【解答】
ウミガメ社会計部のTは、同僚のSに恋心を抱いていた。
生来の内気のせいでで直接気持ちを伝えることができないTは
毎朝早くに出勤し、Sの机の上に算盤を使って暗号を示していた。

1245322272円
12(い)45(と)32(し)22(き)72(み)愛し君

何日かするとSは暗号に気付いた様で、髪を掻き上げながらTを見てくるようになった。
気を良くしたTは思い切って暗号の内容をこう変えた。
1422447143952332円
14(え)22(き)44(て)71(ま)43(つ)95(ろ)23(く)32(し)駅で待つ六時

159 名前:よしだ ◆joAG2HznBs 投稿日:2005/04/09(土) 01:26:47 ID:CwAMNe07O
その日、Sは風邪をひいたと言って早退した。机の上に算盤を置きっぱなしで。算盤には

12227133円
12(い)22(き)71(ま)33(す)駅行きます

の数字が示されていた。
「あぁ、彼女が気持ちを受け入れてくれた」
喜んだTは花束を抱えて駅へと向かった。
が、待てど暮らせどSがやってくる気配はない。
悲観に暮れるTは知る由もなかった。
高熱で、机を片付けるのを忘れるほど頭がやられていたSの状態と
Sの机の上の帳簿、最終ページに書かれていた
  ○○店上半期売り上げ
  12227133円
の表記を。

元寝たは江戸川乱歩「算盤が恋を語る話」でした。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
168 名前:桃@週末の灰塵 ◆.8MfI4f6zs 投稿日:2005/04/09(土) 11:05:25 ID:twNh1uRx0
【問題】
「半分にしておいたら?」
僕の言った事に対する彼女の返事。
僕は怒るところか笑うところか判らなかった。

状況ヨロスコーヽ( ゚∀゚)/

223 名前:桃@週末の灰塵 ◆.8MfI4f6zs 投稿日:2005/04/09(土) 12:39:18 ID:twNh1uRx0
【解説】
「この前通販で買ったパンツ具合良かったから、また10枚追加しといて!」
「どうせそんな長生きしないんだから5枚にしとき」
という老夫婦の会話。

いや真剣に言ってくれてるのか、いちびってるのかってゆうか洒落にならないし。
ここは怒るところなのか?
それとも笑って夫婦のコミュニケーションを深めるべきか!?
僕はびみょ〜な気持ちになったのだった。


元ネタはいつもの如くメルマガの投稿なわけですよ。
ちょこっと脚色しますたが。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
233 名前:トンボ ◆pkHqiBUzVI 投稿日:2005/04/09(土) 13:03:38 ID:84f9ihvR0
【問題】座敷牢
「あんたなんかに出来てたまるか!!」
そう言い、母ははいつくばる娘を殺した。

状況説明をお願いします。

275 名前:トンボ ◆pkHqiBUzVI 投稿日:2005/04/09(土) 14:13:19 ID:84f9ihvR0
【解説】
時代背景はかなり昔の日本っぽいです。

とある夫婦の間に、一人の赤子が生まれた。
名を節子という。
その赤子は、二人の最初の子でもあり、そして二人の年齢から考えても最後の子であった。
故に母親はその赤子を何とかして育てたかった。
しかしその赤子には、生まれつき手足がなかった・・・

やがて節子も大人になった。
ある晩、節子の父親は節子と、交わった・・・

母親は彼女の腹が大きくなっていることに、ある日気づいた。
節子は言った。
「お父さんがね、お母さんにはもう無理だから、
お前が手足のある子を産みなさいって、言ったの。」
母親は近くにあった鎌を取り上げ、
「私でも出来なかったんだ!!
あんたなんかに出来てたまるか!!」
彼女の腹をかっさばいた。
腹から出てきたのは、
手足のある赤子だった。

一応要約してみましたが
http://www.geocities.jp/anasimizu/zasiki.html
こっち見た方がわかりやすいです。
でもかなりグロいので注意。結構鬱になります。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
285 名前: ◆Iw.MHoqD62 投稿日:2005/04/09(土) 14:45:18 ID:NQ79xiSG0
【問題】
男はトイレが臭かったので腰を抜かした。

状況を説明しなさい。

308 名前:◆Iw.MHoqD62 投稿日:2005/04/09(土) 15:06:04 ID:NQ79xiSG0
【解説】
男の祖父の家はボットン便所だった。
ある日、あまりにもトイレの悪臭が酷いので調べてみる事にした。
すると、トイレの所に猫の死体が1つ…
その猫には見覚えがあった。近所にいつも居たノラ猫によく似ていたのだ。
近所の人の話では、ノラ猫が開いてたトイレの窓から入ってきて、誤ってトイレに落ちたんだろうと言う事だった。
男は後日、その猫のお墓を作ってあげる事にした。

元ネタ:実体験


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
318 名前:スミレ ◆ujJgcrn4BY 投稿日:2005/04/09(土) 17:51:55 ID:aIiOwJJv0
【問題】
 
セラピストのアドバイスに従って。
ジェシカはジョンを殺した。
 
セラピストはどんなアドバイスをしたのか?

379 名前:スミレ ◆ujJgcrn4BY 投稿日:2005/04/09(土) 18:37:46 ID:aIiOwJJv0
【解説】
ドメスティックバイオレンスに一家言を持つセラピスト。
今日のセラピーの相手は、彼女の幼少時から家族ぐるみの付き合いを持つジェシカ。
話を聞くと、ジェシカは一次反抗期に入った息子への対応に不安がある様子。
そこでセラピストは具体例があったほうがいいだろうと
「貴方の幼い頃の両親のことを思い出してごらん」
とアドバイスしました。
ですが、セラピストは知りませんでした。
ジェシカの両親が真っ当な子育てをしていたのは
他人の目がある所でだけだったということを。
 
ジェシカは昔自分がされていたことを思い出すと
帰り際に息子を階段から投げ落としました。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
400 名前: ◆Iw.MHoqD62 投稿日:2005/04/09(土) 19:10:27 ID:NQ79xiSG0
【問題】
男は自分の右手に殺された。

状況を説明しなさい。

429 名前:◆Iw.MHoqD62 投稿日:2005/04/09(土) 19:31:53 ID:NQ79xiSG0
【解説】
男は大量殺人犯である。
この男にはある変わった趣味があった。
殺した人間の右手を切り取って、現場から持ち去りコレクションにするのだ。

ある日、男がコレクションを眺めていると、突然自分の右手が言う事を聞かなくなった。
最初は何か一時的な物と思い放っておいた男だったが、次第に右手が男に殺意を持ってきたのである。
突然右手が自分の首を締め出したり、右手に包丁を握っていると自分の方に刃を向けてきたり。
怖くなった男は、自分の右手を切り落とし近くの河原に捨てた。
安堵し、ゆっくりと眠ろうとする男。しかし、急に何かに首を締められているような気がし起き上がった。
鏡を見ると、捨てたはずの自分の右手が首を締めていたのだ。
男は絶叫し腕を振り解こうとした。
しかし人間とは思えない右手の力を振りほどく事ができず、生き絶えてしまった。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
439 名前:スミレ ◆ujJgcrn4BY 投稿日:2005/04/09(土) 20:25:54 ID:aIiOwJJv0
【問題】
1.「男かよ!」
  彼女は彼氏にツッコミを入れた。
2.「可能ならぜひとも頼む」
  彼は酷く乾いた声でそう返答した。
3.「実は私もなのよ」
  その返答に私の背筋は凍った。
 
1、2、3に共通する前節を当ててください。
ただし1、2、3の状況を当てる必要はありません。

469 名前:スミレ ◆ujJgcrn4BY 投稿日:2005/04/09(土) 21:07:01 ID:aIiOwJJv0
【解説】
「ワタシリカチャン……」
 
【状況】
1.彼氏に後ろから『され』ながら、彼氏に促されて受話器を取ると……
  彼女は即座に、携帯を使って悪戯を仕掛けたのだろう彼にツッコミを入れた。
 
2.相方に頼んで受話器を耳に当ててもらうと……
  相方の声ではない受話器の向こう側の相手に、乾いた怒りと共に返答する。
  『背中合わせのシャム双生児』である彼の後ろに本当に来れるというならば
  少なくとも相方をこの状態から解放してやれるだろうに。
 
3.「ワタシリカチャン、イマアナタノウシロニイルノ」
  相手の怯える様を想像した俺の耳に、直接ささやく『何か』が居た。
  「そう……実は私も今アナタノウシロニイルノヨ……」


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
477 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2005/04/09(土) 21:18:43 ID:CB6DsF270
【問題】
「お鍋の締めはやっぱり雑炊ね」
妻の言葉に私は絶望しました。
状況は?

513 名前:  ◆kKTaYcaggk 投稿日:2005/04/09(土) 21:40:33 ID:CB6DsF270
【解説】
寒くなって買い物に行かなくなった妻
月曜日 すき焼き
火曜日 残った野菜に鶏足して水炊き
水曜日 残った野菜にキムチ足してキムチ鍋
木曜日 野菜鍋
金曜日 残りにうどんを入れた。
土曜日 雑炊
日曜日 ?
残った選択肢は水ですか?
私は絶望したのでした。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
527 名前:レオ ◆EzN/WHqvP2 投稿日:2005/04/09(土) 22:04:27 ID:84f9ihvR0
【問題】
俺は膝の皮を剥いだ。
それから体のあちこちの皮を剥いだ。
更に調子に乗って近所のガキども奴の皮も剥いでやった
そしたら母ちゃんの顔はぼろぼろになって、俺はぼこぼこにされた。

状況説明お願い。

569 名前:レオ ◆EzN/WHqvP2 投稿日:2005/04/09(土) 22:28:50 ID:84f9ihvR0
【解説】
母ちゃんの化粧箱からパック剤なる者を発見。
実を言うと、前に母ちゃんが使ってるのを見かけた。
これを使って近所のガキどもをちょっとから買ってやろうと思った。
広場に言ってみると・・・お、いるいる
「おまえら、めんたまひんむいてようく見てな。」
といいおもむろに膝に塗ってあったパックを剥がした。
ガキども呆然w
そして他の所に塗ってあったパックも剥がす。
一人のガキが我に返って、
「あ、わかった。ノリでしょ。」
「ばかやろう。これはなあ、パックって言ってノリどころかお肌っゃっゃになるんだぞ
よし、お前らにもやらせてやろう。」
ネタを必死で暴こうとするガキにたいして、寛大な俺様。

・・・ちょっと調子に乗りすぎたか、
ほとんど無くなってるうぅぅ!!
そしてさっきの、7行ほど前の、って何いってんだ俺は、ガキの言葉を思い出す。

それから夜、俺はおびえながら床につく。
うれしそうにパックを塗る母ちゃん。
罪悪感にひしがれる俺。
しばらくたって、顔をまだらに赤くした、
液体のりを顔面に塗りたくった母ちゃんに、俺はぼこぼこにされた。


ちなみに元ネタは昔読んだ「くたばれ母ちゃん!」って本からです。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
583 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/04/09(土) 22:39:31 ID:1jJxaPly0
【問題】
彼ら全員の強い要望により
すべては彼らの要望どおり正しい手順に則って行われた。
ところが結局彼ら全員が不満を言い出した。

状況説明お願いします

627 名前:うろこ ◆MmTC7BRPUk 投稿日:2005/04/09(土) 23:13:08 ID:1jJxaPly0
【解説】
会議室の彼らの席にはあらかじめ缶ジュースが置かれていた。
しかしジュースの種類がすべてバラバラだったため、
なんとなく他人のジュースの方がよく思えた彼らは
公平にあみだくじで全員のジュースを決めることにした。
ところがくじの結果は全員が元のジュース、というもの。
くじは要望どおり正しく行われたのにも関わらず、
彼らは全員不満に感じ、もう一度くじをやりなおすことにした。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
641 名前:フライングマン ◆0cvnYM3rjE 投稿日:2005/04/10(日) 00:00:32 ID:W9TdVEn50
【問題】
男は玄関の足拭きマットを見て驚いた。

状況を

670 名前:フライングマン ◆0cvnYM3rjE 投稿日:2005/04/10(日) 00:19:35 ID:PmUGLbkp0
【解説】
僕が家に帰ると見慣れない玄関マットがあった。

僕「玄関マットぬれてるよー」
母「ウチにそんなものは無いッ!!」

僕「ハァ?だって・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!」

元ネタ:僕のトラウマ


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
682 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/10(日) 00:31:36 ID:fs0ecgvb0
【問題】

男はその女を愛した。
それは誰から見ても偏屈な物ではなく、確かな愛だった。
しかし、その愛は女の意思を抹殺する結果となった。

なぜだか当ててみて下さい。

784 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 02:50:08 ID:fs0ecgvb0
私はにやりと笑った。「その通りです。そして、その犯人は…。」周囲が息を呑む。
少し間をおいて息を吸ってから小さく言った。
「私です。」
今まであんなに冷静だったバーテンダーが、拭いていたグラスを落とした。
グラスは堅い床めがけてまっしぐらに墜ちてゆき、バラバラに砕けた。
バーテンが蹌踉めく度に、足下からは床を引っ掻く不愉快な音がする。
「貴様が…。」言葉は完全に冷静さを失っている。目は怒りに燃えている。
酔った私はその顔を見て、大いに満足した。「代金は…幾らだ。」
周囲の目が突然、変わったのを肌に感じた。目の前が暈ける。
周りに今何人居るかすら、…分からない。ラジオからはバラードが流れる。

788 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 02:51:28 ID:fs0ecgvb0
  【終章】
私はバーに入った。このビルに近づくのは久しぶりだった。
あの事件以降、この辺りには一切近寄ってこなかった。しかし、それももう時効だ。

中にはバーが出来ていた。ふと立ち寄る事に決めたのは、その日が土曜の夜だ
った事もある。
薄暗く、客も少ないがいい雰囲気の店。一人で飲むにはもってこいだ。
バーテンは気のよさそうな初老の男。気だてが良さそうで、静かにほほえんでい
た。
しかし私は、その男に何か影があるように見えた。
強い好奇心に負け、私は少し高めの酒を注文し、それと共に尋ねた。
バーテンはゆっくりとこんな事を話し始めた。

 「もう二十年以上も前か…。私の婚約者が死にまして…。事故でした。
 今日は彼女の命日なんです。それがあなたにも伝わったのでしょう。
 彼女、工房を持ってました…。木工のね。結構巧い物でしたよ。
 作ってくれたチェスの一式は今も大事に使ってます。ほら、そこの。
 たまには入れて貰って中で話したりもしました…。
 その工房…片づけるのが忍びなくて、昔のままなんです…。
 私の目の黒いうちはペンの一本だって動かすつもりはありません。
 …もしかしたらひょっこり帰ってくるんじゃないかって、
 心のどこかで期待してるのかも…しれません…。」

789 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 02:52:03 ID:fs0ecgvb0
そう言って男は古い写真を見せてくれた。見覚えのある顔だった。
いや、見覚えどころではない。その顔は網膜に焼き付いている。
彼女は私の弱みを握っていた。そしてある日、工事現場だったここで。
何度も何度も夢に出てきたその顔。そして夢のそれはいつも死ぬ。
夢の女は死ぬ間際、いつも、血まみれでこんな事をのたまう。

 「工房に遺言があるの。いくら事故に見せかけようとも、
 私がここで死ねば殺人として捜査されるわ。あきらめる事ね。」

その言葉を恐れて私は方々逃げ回ったというのに。
皮肉にも彼女の意志は最愛の人に堅く閉ざされ続ける事だろう。
男の目が黒い内は…多分ずっと。


790 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 02:52:40 ID:fs0ecgvb0
私はひどい好奇心に襲われた。彼が今、その遺言の存在を知ったら?
この初老のバーテンは、どんな顔をするのだろうか…。
そこにふと、他の客が入ってきた。とびきり好奇心の強そうな奴だ。
私は、出来たてのカクテルを震える喉に押し込み、その客に話しかける。


  ── すみません、カクテルをおごらせて頂けませんか?

791 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 02:56:21 ID:fs0ecgvb0
【解説】
 男は女の死を悼み、部屋の面影を崩そうとしない。
 しかし、女は事件の真実をその部屋に隠していた…。

補足:殺人事件の時効については
    被害者・遺族等への配慮、加害者への圧力、科学技術の進歩
    などの理由で法改正がなされました。
    2005年1月1日施行の改正刑事訴訟法により
    死刑になる殺人などの公訴時効は十五年だった物を二十五年に変更。
    ちなみに、民事の損害賠償請求権の二十年。

   CRUELTY = 残酷


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
802 名前:虫〜 ◆GTelB7Jplo 投稿日:2005/04/10(日) 11:29:51 ID:e+yeCqCk0
【問題】
希望とともに埋め、掘り返して絶望し、牢に入れられた男。
状況を説明してください。

868 名前:虫〜 ◆GTelB7Jplo 投稿日:2005/04/10(日) 12:43:14 ID:e+yeCqCk0
【解説】
彼の名はピノッキオ。
「金のなる木が生える」と悪人にそそのかされ、原っぱに金貨を埋めますが、
もちろん盗まれてしまいました。
怒ったピノッキオは裁判所で事情を説明します。「あいつらを捕まえてよ!」
しかし裁判官は「こんなマヌケは牢に入れておけ。懲役5年だ!」


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
886 名前:フライングマン ◆0cvnYM3rjE [sage] 投稿日:2005/04/10(日) 14:38:04 ID:PmUGLbkp0
【問題】
ヘイッ!!ジョニーだよ!!
今日、ちょっと変なことがあったんだ。
桜の木の下を通ったらいきなりボコッと地面が沈んだのさ!!
なんで沈んだんだろ?


【解説】
桜の木の下には死体が埋まっている。
死体が腐って土が肥えるとフカフカの土になって人が乗っただけで沈み込む。
というわけでした


※フライングマンさんも伝説を…
(参考:431杯目179


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
899 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 14:52:51 ID:fs0ecgvb0
【問題】
その機械は人類の夢だった。しかし、開発は失敗。
結局当初の目的を果たす事は出来ずに終わった。
しかし、その失敗は大変な需要を生む結果となった。

972 名前:CRUELTY ◆s2aIlnjhBc 投稿日:2005/04/10(日) 16:02:45 ID:fs0ecgvb0
【解説】
作ろうとしたのはタイムマシン。未来や過去へ簡単に行けるハズだった。
が、どうにも巧くいかず、一時間未来へ行くのに二時間掛かるという結果に終わった。
タイムマシンとしての機能は果たさなかったが、忙しい人々に大ブレイクしたのだった。
でも、高齢者には売れなかったとか。相対的に言えば死期も早まるんですから、ね。


[432] 432杯目 伝説の一品■このスレ先頭 / △前問 / ▽次問
978 名前:ライアー ◆Liar/NFcUs 投稿日:2005/04/10(日) 16:10:14 ID:waPG0OTd0
【問題】
あるコンピューターに計算をさせてみた
1+1=・・・・2
2×2=・・・・4
ここまではよかったのだが
3+3=・・・・2
10+10=・・・2
9×8=・・・5
800+1000+200=・・・1

コンピュータは何を計算したのだろう?

24 名前:ライアー ◆Liar/NFcUs 投稿日:2005/04/10(日) 16:38:05 ID:waPG0OTd0
【解説】
何回か計算させていくと次のことが判明した。
2+3=1
5+5=1
25+25=1
50+50=1
250+750=1
・・・つまり、答えが1,5,10,50,100,500,1000,2000,5000,10000
のときだけ1になることが判明したのだ。
そう、コンピュータが計算していたのは「枚数」。
答えを日本通貨に換算したときの紙幣や硬貨の最低枚数でした。


サイトトップ / ページインデックス / ▲ページ先頭 / 前スレ / 次スレ