[389] ★★ウミガメのスープ★★389杯目 親孝行の味 サイトトップ / ページインデックス / ▼ページ末尾 / 前スレ / 次スレ

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22 名前:ダンテ ◆kxrJVlZ8OE 投稿日:04/12/26 15:45:13 ID:XwZyxDtE
【問題】
白き夜に空を翔けし赤き人は、
死の追跡者に殺され、
町には赤い物が降り注いだ。
さて、一体何が起きた?

44 名前:ダンテ ◆kxrJVlZ8OE 投稿日:04/12/26 16:07:52 ID:XwZyxDtE
【解説】
「さぁて、準備は整ったぞ!」
サンタクロースはトナカイに繋いだソリに、
子供達へのプレゼントがたんまりとつまった
激重の袋をやっとこの思いで載せた。
「さあ!出発じゃ!!」
彼は、世界中でまっている子供達の為に今年も旅立つ。
シャンシャンシャンシャン・・・・・・・・・・・
その悲劇は、彼がとある国に突入した時に起こった。
「敵機だ!敵機が進入してきたぞ!!」
この国は、隣国との戦争の真っ最中だった。
そう、可哀想なサンタクロースは、敵国の偵察機と間違われてしまったのだ。
「打ち落とせぇ〜!なにやってるんだ!!速く打ち落とせ!!」
・・・・・・ひゅ〜〜〜〜ん
「ん?・・・・・あれはなんだ?・・・・!!!」
どか〜ん・・・・・・
次の朝、子供達が外にでてまっさきに見つけた物は、白銀色の町の至る所に
バラ撒かれた血染めのクリスマスプレゼントだった。


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60 名前:○○○ ◆O772quqJGg 投稿日:04/12/26 16:38:13 ID:RdtYPqOO
【問題】
家。木。老人や子供。
その白い広大な面積に、私は溜息をついた。

状況解説を。

87 名前:○○○ ◆O772quqJGg 投稿日:04/12/26 16:59:38 ID:RdtYPqOO
【解説】
 いや、販売ノルマあるって聞いたからね。確かに頼んだよ。ケーキ。
 サンタやら天使やらチョコの家やら乗ってるやたら楽しげな奴。
 もちろん一緒に食べる相手もいないから、一人で食べることは覚悟してたさ。
 一個はな。

 で、何で俺の手元に三つもケーキあんのよ。
 余って支給された? お前にもやる?
 俺帰省もしなきゃなんねえんだぞ?! 何よこのビッグサイズ?!

 ……結局。
 大晦日までの約一週間、俺の食事はケーキが主食でしたとさ。
 しばらくケーキは見たくもねぇ……うぇ。 


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103 名前:メキシコに吹く熱風 ◆cB6e2YGLXQ 投稿日:04/12/26 19:26:59 ID:KYVzdDzD
問題:「行儀の悪い死体」
A子は、B男に過去の事でゆすられ続けていたが、ある日はずみ
でB男を殺害してしまった。
なんとか自殺にみせようと画策したB子の企みはほぼ成功したかのように
見えたが、彼女は高所恐怖症だったために結局逮捕されてしまった。

彼女の計画の失敗は何か?

131 名前:メキシコに吹く熱風 ◆cB6e2YGLXQ 投稿日:04/12/26 19:49:04 ID:KYVzdDzD
解答:
某マンションで墜落死体が発見された。
警察が自殺と判定した理由は、遺書(ワープロ打ち)があった事と
屋上の柵の外にあった靴であった。
しかし、この靴はきちんとそろえられておらず、一方が裏返っていたのだった。
A子はおもいあまってB男をベランダから突き落としてしまったのだが、B男の死を
確信すると、靴と作った遺書を持って屋上に行き、置いてきたのだ。
しかし女は高所恐怖症だったので、屋上の柵の外へ出ることが出来ず
柵の外から足場へ靴を投げおろし、その為片方の靴が裏返った。
警察もほぼ自殺と断定していたが、不ぞろいの靴を怪しんだ刑事の調査によって
A子は逮捕されてしまったのだった。


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139 名前: ◆VkxabbZdUM 投稿日:04/12/26 20:42:14 ID:qm87ZMi9
ある国では何百何千の赤ん坊が皮をはがれ、かまゆでにされる。
ある国では何百何千の赤ん坊が皮をはがれ、ばらばらにされる。
しかしこの二つの国は国際的になんら批判をされていない。
なぜだ。

172 名前:◆VkxabbZdUM 投稿日:04/12/26 21:04:33 ID:qm87ZMi9
一つ目の国=精米した米をたいて食べる国(日本とか中国南部とか)
二つ目の国=小麦などを粉に引いて加工して食べる国(ヨーロッパ各国など)
主食を食べるのに国際的な非難なんか来るわけありません。


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183 名前:灰皿 ◆U67GuEUZY. 投稿日:04/12/26 21:15:58 ID:1k1z9/pu
【問題】 コメで一問作ってみましたよ

 寝ている男の横で手を上下に動かす老婆。まもなく男は死んだ。

240 名前:灰皿 ◆U67GuEUZY. 投稿日:04/12/26 21:36:50 ID:1k1z9/pu
【正解】
 江戸時代の貧しい山村。重病人が出て余命いくばくもないというとき。
枕元で米粒が入った竹筒を振って音を聞かせてやる。
普段コメも食べれない貧しい山村なのでせめて死ぬ前に音だけでも、
というせめてもの心遣い。

出典 すしの歴史を訪ねる 岩波新書 より


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254 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/26 21:45:36 ID:mT/Qmwqe
【問題】
S1 「駄菓子屋の主人が店から走って出る少年を追いかける
    そして少年は男の元に行き着く」

S2  「駄菓子屋の主人が店から走って出る少年を追いかける
     そして少年は車の元に行き着く」

S3  「駄菓子屋から一人の青年が出てくる手には一枚の十円玉
     それを見守る駄菓子屋の主人」

S1-3をつなげてください

310 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/26 22:29:42 ID:mT/Qmwqe
【解説】S1−S2
駄菓子屋の主人が万引未遂の少年を追って店を出た。
後をつけていくとそこで見たのは少年が
万引きの失敗を理由に暴行を受けるさまだった。
「万引きは犯罪」というモットーのもと
多くのこどもたちを警察に突き出していた彼も少年だけは見逃すようになった。

一年後、少年が店に訪れなくなった。
一ヵ月後現れる少年、以前と違ってこぎれいな格好をしている。
店からガムを一つ取り、恥ずかしそうに主人に見せた。
そして100円玉を彼に渡すと逃げるように店の外へと走りだした。
ガムが90円だったことに気づいた主人がお釣りを渡そうと少年を追いかけた。
しかし少年はすでに車に乗り込み去っていこうとしていた。
その車の横には児童福祉施設の名前が書かれていた。

312 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/26 22:30:55 ID:mT/Qmwqe
【解説】S330年が過ぎ、コンビニに客を取られ駄菓子屋は閑古鳥が鳴いている。
借金も増えてきたし、年老いた主人は都会に出た娘夫婦の世話になろうかとも考えていた。
そんな年の瀬、駄菓子屋の前に似合わない高級外車が止まった。
降りてきたのはスーツを着込んだ青年、主人はそれが誰かすぐに理解した。
あのときの少年だった。
様子から彼が成功したのだろうと駄菓子屋は思った。
青年が主人に話しかける。
「私の育った施設にお菓子を送りたいのでこの店全てのお菓子を戴きたい」
差し出される小切手。
この店の菓子どころか、店の建物、土地まで買える額が書かれている。
「こんな大金・・・」と断ろうとする主人を
青年の一言がさえぎった。「おつりは結構ですから」
青年の笑顔を主人は、この金で借金を返せと言うことだと理解した。
人情が分からないほど主人も野暮ではない、
だが青年の申し入れを受け入れる前に返しておくべきものがあった。
「ほら、あのときののおつり」
あの日のことを思い出したのだろうか照れくさそうに受け取り
青年は最後に深々と一礼すると店を後にした。
駄菓子屋は去り行く青年の背中を見守りつつ
もう少し店を続けていこうかと思った。


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323 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/26 23:27:52 ID:XOqEF08b
「皮膚」
【問題】
ある少女が死体で発見された。その死体からはほとんどの皮膚がはがされて死んでいたという。
犯人は一体どういった目的で彼女を殺したのだろうか?

379 名前:鬼殺し ◆k1zJMSrGss 投稿日:04/12/27 00:03:05 ID:XOqEF08b
【解説】
犯人Aはある男性の事がとっても好きでした。そんな花も恥らう乙女の隠されし趣味…
それは「彼の触った物を集める事」
電車の取っ手、教科書、机の表面… その収集たるや名人もびっくり。

そんなある日。彼は恋人が出来ました。あの少女です。
残念な事にそれはAではありませんでした…
彼女は彼と恋人が仲よさそうに語らうのを物陰からぢっと見つめるばかり!
あなうらやましきかな。そう彼女が思ったその瞬間!

彼の手が、恋人の手に触れたのです。
きっと彼は恋人の体に色々と触れた事もあるはず…!

Aのコレクター根性に火がつきましたとさ。
めでたしめでたし。


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388 名前:自殺者 ◆oWWpkTeuYk 投稿日:04/12/27 00:42:10 ID:3Wwc0GaI
【問題】「異国情緒」
A「お土産にこれをあげるよ」
B「そっちの穴があいてるやつのほうがいいな、珍しいし」
A「……こっちの方が高いんだけどな」

2人は何を話しているのでしょうか?

402 名前:自殺者 ◆oWWpkTeuYk 投稿日:04/12/27 00:50:19 ID:3Wwc0GaI
【解説】
Aは日本人。Bは日本に旅行してきた外国人。
Aは記念に五百円玉を渡そうとしますが、Bは五十円玉を所望します。
穴のあいた硬貨は世界的に見ても珍しいそうです。


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427 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:04/12/27 01:50:53 ID:m5BkBDY+
【問題】
通勤の電車の中で、暇つぶしをしている女がいます。
彼女は倹約家であったために、男の犯行を事前に知りました。
そして車内に響き渡る悲鳴。
しかし、彼女が悔しがったのは、
男の犯罪を止めることができなかったからではありませんでした。

状況を説明してください。

474 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:04/12/27 02:28:04 ID:m5BkBDY+
【解説】
彼女は通勤の電車の中で本を読むのが楽しみでした。

ある日の夕方、帰りの電車に乗ろうとしたとき、はたと気が付きます。
「そういえば、あの本、朝に読み終わったっけ」
駅の周りを見回すと、すぐそばに本屋が、少し離れたところに古本屋が見えます。

彼女は倹約家だったので、古本屋へ行き、文庫本を一冊買いました。
それはミステリーものでした。

電車の中で、座席に腰掛け、読み始めます。
出だしはなかなか面白いです。
ところが、15ページほど読み進めると、とある登場人物の名前に赤く丸が。
そして「コイツが主人公の恋人を殺す」との書き込み。

「うそでしょーーーー!!!」

ミステリーは二度と古本では買わないと心に決めた彼女でした。


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488 名前: ◆DXYTTkWurk 投稿日:04/12/27 16:04:51 ID:UQVP/vOC
問題】
ソ連時代、ある男がクレムリンの前を「フルシチョフは馬鹿だ!フルシチョフは馬鹿だ!」
と、大声で叫びながら通り過ぎようとした。すると、すぐに憲兵が飛んできて男は捕まり
25年の労働刑に課せられた。
侮辱罪にしては重すぎる。では一体何の罪だったのか?

508 名前:◆DXYTTkWurk 投稿日:04/12/27 16:38:55 ID:UQVP/vOC
【答え】
国家機密漏洩罪
ちなみにこれはフルシチョフが実際に側近に言ったジョークだそうだ。


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515 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/27 18:28:41 ID:Yv20Y3J0
【問題】
彼女との思い出の品、それが彼女と再会へと導き。
彼の職業を決定した。
状況を補完してください

599 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/27 19:16:53 ID:Yv20Y3J0
【解 説】
亀吉は元彼女の実家に呼び出された。
彼女のうちへ行くのは
一年前に彼女が白血病で逝って以来のことだ。
応接間に通されると彼の前にあるものが出された。
鬘だった。
彼女の入院中、彼女の希望で挙げた彼との「結婚式」のときに
抗癌剤の影響で髪の抜けた彼女が被っていたものだ。
しかし、彼の覚えていたよりはかなり長い。
彼女の母親の話によると
彼女が死んで半年過ぎたくらいから少しづつ伸びはじめたと言う。
「あなたに貰ってもらいたいと娘が言ってる気がするの」
と母親は亀吉に鬘を託した。
彼女の表情から君の悪いものを押し付けたがっているのは分かったが、
彼女の魂の入ったものを受け取らない理由は亀吉にはなかった。

家に帰ってよく見ると、まったく手入れされてない。
亀吉は鋏を入れた。
しかし、カットの経験も技術もない亀吉にはうまくいかない。
切り損ねたところを直そうとすればするほどおかしくなっていく。
あのときの彼女の髪型がどうしても再現できない
悔しくなり鋏を置いた亀吉はあることを決意した・・・


20年が過ぎ亀吉は一軒の美容室を持つほどになった。
しかし、今でも夜になると鬘を相手に楽しそうにカットの練習をする彼の姿が見られると言う。


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612 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/27 21:56:01 ID:CpLaVmTn
【問題】
私はある一軒の家を訪れた。
その話をしたために友人を失った。
状況を補完してください

676 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/27 22:34:36 ID:CpLaVmTn
【解説】
私が転向してきて間もない頃の話。
遠足の帰り道バスの中騒いでいると
A子が一軒の家を指差して私に教えてくれた。
「あれがオバケ屋敷なんだよ」
見ると山の上にぽつんと洋館が立っている。
「ふ〜んそうなんだ」
とそのときは気のない振りをしたが
次の日曜日オカ好きな私は自転車をこいでその家まで行った。
いかにも出そうな古びた大きな屋敷だったが
昼間だったせいか中を一周しても何もなかった。
期待はずれに終わった翌朝その話を級友に話した。
話が終わった後A子がおびえたような顔で私を見ている。
理由を尋ねるとA子は重い口を開いた。
「あの家、道路からは見えるだけで、
 あそこにはなにもないから
 オバケ屋敷って言われてるのよ」
周りのみんながお化けを見るような目をして私から離れて言った。
しばらくの間誰も私と口を利いてくれなかった。


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690 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:04/12/28 01:39:26 ID:I1ja2ZAe
【問題】
テレビで、二つのニュースが流れました。
ひとつは自殺。ひとつはバイクの事故でした。
二つの現場は、10キロと離れていませんでした。

その二つのニュースを見た男は、
「まさか、ここまで治安が悪いとは……」とつぶやき、
知人の死を悼みました。

状況を説明してください。

754 名前:コンペイトウ ◆SK5oNaiN9k 投稿日:04/12/28 02:58:58 ID:iO+2zygy
【解説】
ふたりはテロリストグループに属していました。
ある日ふたりは、とある国でテロを起こすように命令を受けます。
しかし、その国は入国管理が厳しく、また爆発物の取り扱いも厳しかったので、
そこそこの爆弾をひとつしか準備できませんでした。

貴重な爆弾です。効果的に使用しなくてはなりません。
そこで、ひとりが以下のような提案をしました。

まず、自分が駅ビルから飛び降りる。駅の利用客と野次馬で、パニックになるだろう。
そこで、人がより混み合いそうな場所に、時限式の爆弾を仕掛けたバイクを停めておく。
爆発するのは飛び降りた3分後ぐらいがいいだろう。

男は、仲間が使命を果たしたというニュースを心待ちにしていました。
そのニュースが入り次第、即座に犯行声明を出すつもりでした。
しかし、それらしい速報は入りません。

しばらく時間が経って、二つの事件がニュースで流れました。
ひとつは、外国人が駅ビルで飛び降り自殺をしたというニュース。
そして、そこから8キロほど離れた人気のない場所でバイクが突然爆発したというものでした。
二つのニュースを関連づけた報道はありませんでした。

男は悟りました。
仲間がバイクを止めてビルを上り飛び降りる間に、そのバイクが盗まれたことを。

「同志よ、お前の死は無駄に終わった……」

男は、手の甲から血が流れ出しても、床を殴るのを止めませんでした。


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767 名前:IQエンジン ◆e37VO7OAVo 投稿日:04/12/28 08:55:03 ID:J0a87Q9g
【問題】
「幸運」
 思わぬ幸運にほくそえむ男。その後男は大好きな事が出来なくなった。内容を補完し話を完成して下さい。

810 名前:IQエンジン ◆e37VO7OAVo 投稿日:04/12/28 09:54:01 ID:J0a87Q9g
【解説】 
 裏長屋に住む魚屋。この主人は大酒飲みで商売を怠けてばかりしている。
しっかりものの女房になだめすかされて、朝の芝浜の魚河岸に出かけたが、時刻を間違えて行ったので魚河岸は、まだ閉まっていた。
 浜で夜明けまでタバコをふかして待っていると財布が落ちているのを見つける。
 中にはたくさんのお金が入っているびっくりして、夢中で家に飛んで帰って女房と数を数えると42両もあった。
 これで遊んで暮らせると大喜びで、友達を呼んでおおいに酒を飲んで騒いで寝てしまう。
 その翌朝、また女房に起こされ商いに行けと言われるが、「昨日のお金は?」と聞くと、「そんなこと知らない、夢だろう」と言われる。
お金を拾ったのは夢で、友達を呼んで散財したのはと本物と聞き、すっかり心を入れかえて禁酒を誓い 商いに精を出す。
 そのかいあって3年後には表通りに店を出し、若い衆を2、3人置くようになった。その年の大晦日、女房が腹を立てずに聞いておくれと前置きして42両の金を出す。
 3年前の夢はうそと聞いて 亭主は怒ろうとすると、「3年前、あんたがこのお金で朝から晩までお酒を飲むと言うので、大家さんに相談したら、そんな金を使ったら罪になる。お上に届けて、夢にしてごまかせって教えられた。」
 「大家さんの言う通りにしたところ、落とし主が判らなくて下がって来たお金がこれです。腹が立ったら 気のすむまでなぐっておくれ」
 亭主は心から女房に礼をいい、きげんなおしに女房が1本つけた酒を飲もうとして、ちょっと考え
 「よそう、また夢になるといけねえ」

出典→落語「芝浜」


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816 名前:プリースト ◆y6SLqwSRMc 投稿日:04/12/28 15:09:48 ID:ugV37k42
【問題】
それじゃあの怪我はいったい・・・
私は頭を振って考えるのをやめた

状況を推理してください

870 名前:プリースト ◆y6SLqwSRMc 投稿日:04/12/28 16:42:44 ID:ugV37k42
【解説】
手に血が薄っすらと滲む包帯巻いたAを見てBは声をかけた

B「どうしたのその手!」
A「必要なものまで間違って捨てちゃったのかなと思ってさ、
 ゴミ袋の中に手を突っ込んで探してたら・・・・」

バツの悪そうな顔をしながらAは包帯をさすっている

B「気をつけないと危ないね」
A「うん まさか首だけになっても噛み付いてくるなんて思わなかったよ」

その時は大きめの魚の頭でもゴミ袋の中に捨てたんだと思ってた
数日後にAが逮捕されるまでは・・・・・・
TVではバラバラ殺人事件の容疑者逮捕のニュースが流れていた

(元ネタ:オカ板のどかのスレ)


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879 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/28 17:19:54 ID:PmceSE4r
【問題】
久方ぶりに合った女性二人が喫茶店で昔話に花を咲かせていた。
そんなとき一人の女性が彼女の親友について語り始めた瞬間
もう一人の女性の頬を涙が伝っていった。

彼女は何故泣き始めたのだろう。
瞬殺よろしくお願いします

944 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/28 18:01:19 ID:PmceSE4r
【解説】
昭和30年代、汁子さんは長屋に住んでいた。
その長屋は時代の流れで取り壊されることとなり
大切な友達だった長屋の住人たちとも分かれることになった。
その中で好きだったのが「ゆう子ちゃん」
ピンクの記事に水玉の来たワンピースをいつも着ていた
天然パーマの10歳くらいの女の子、
彼女の記憶は何年経っても忘れないと誓い長屋を後にした。
同窓会のようなものまではしなかったが
汁子さんは長屋の仲間との連絡だけは欠かさなかった
そして、ゆう子ちゃんとの思い出を語った。
しかし、誰にもゆう子ちゃんのことを知らない。
そんなことが続き、大人になるにつれ
汁子さんは「ゆう子ちゃん」が自分の妄想に過ぎない
架空の友人と言うことに気づきさびしさを覚え始めた。

945 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/28 18:02:33 ID:PmceSE4r
【解説】続き
数年後、汁子さんは町で一人の女性に出会う。
彼女もまた長屋に住んでいたが連絡が取れないでいた。
懐かしさからか喫茶店で昔の話に花が咲いた。
そして昔の人間関係に話が移ったとき
彼女が汁子さんにこう訊ねた
「あなた誰が一番好きだった」
答えは決まっていたが汁子さんは口にできなかった。
すると彼女はこういった。
「わたしはゆう子ちゃん」
おどろき自分の顔を見つめる汁子さんに気づかず彼女は続けた。
「いつも、ピンクに水玉のワンピースを着た天然パーマの子・・・」
彼女の話しにうなづく汁子さんの頬に涙が流れた。
「ゆう子ちゃんよね私も大好きだった」


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959 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/28 18:38:11 ID:PmceSE4r
【問題】
汁子さんは暗闇の中でずっとイライラしていました。
そして光の下を歩くときには激怒していました
何が起こったのでしょうか

993 名前:黒瓜 ◆gSpEkuBBrs 投稿日:04/12/28 19:08:05 ID:PmceSE4r
【解説】
楽しみにしていたサスペンス映画が始まって間もないこと
汁子さんは前に座っていた男の口から信じられないことを聞きました
「この事件の犯人はこいつだぜ、おれ知ってるんだ」
隣に座っている彼女に真相をしゃべりだすではありませんか
推理と言う楽しみを奪われた汁子さん
上映中イライラした顔をしていました。
しかし、途中で言いようのない違和感に襲われます。
その違和感の答えは映画のクライマックスで分かりました
探偵の名指しした犯人はまったく別の男。
口を大きく開けていた汁子さんを知ってか知らずか
先ほどのおしゃべり男があくびしながら一言
「なんだこいつが犯人かつまらない映画」
思わずこぶしを振り上げた汁子さんですがまさか下ろすわけにはいけません
「映画や推理小説でだまされたことはあってもこんなだまされ方は初めて!」
映画館を出て家に帰るまでずっと汁子さんは怒っていましたとさ。


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